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貴方 side
『バレてた?笑』
雄大「バレバレ」
『えっとね…。私、中学の時の記憶を取り戻したわけじゃないですか。』
雄大「そうだね」
『秀太のこと好きだったじゃん…。それを思い出しちゃって、意識しちゃってます…//』
雄大「なるほどね
あの頃は、秀太と付き合うなんて無理だーって言ってたよね笑」
『だって周りの女子の目見た?あんな中告白すらできないよ。関係が壊れるのも怖かったしね』
雄大「大丈夫だったんだけどなあ」(ボソッ
『ん?何か言った?』
雄大「何にもないよ」
『そっか』
なんか言ったと思ったんだけど気のせいか
『まあ、それでね?真ちゃんと付き合っていたのに、秀太にすぐに乗り換える感じがすごくいやなの。秀太に手を繋がれるとドキドキする。だけど、秀太のことを考えるとどうしても真ちゃんを思い出しちゃって…。』
雄大「じゃあ、手出してみて」
『こう?』
ギュッ
手を繋がれた
雄大「ドキドキする?」
ビックリはした。けれど
『…しない、かな』
そして秀太の顔が思い浮かんだ
雄大「僕と手を繋いでもなんともないんでしょ?そして、多分いま罪悪感を感じたと思うんだけど。その時に思い浮かんだ人は誰?」
『…秀太。』
雄大「秀太に罪悪感を抱くって事は、どういう事だと思う?その、元カレさんはただ自分が逃げたいだけの理由なんじゃないかな」
胸がトクンと波打つ
…図星だな
あぁ、わたし秀太が好きなんだ。
『そっか…。私、 雄大「違うでしょ」え?』
雄大「それを僕に言うんじゃなくて、相手に伝えなきゃ。」
『…そうだよね。ありがとう雄大』
雄大「いいえ。いっておいで?今日はたしか夕方からなら暇してるって言ってたよ」
『なにから何までありがとう。行ってくるね!』
雄大「いってらっしゃい」
逃げる理由を真ちゃんにしていたこと
雄大に言われなきゃ認めなかったかもしれない
雄大に背中を押されて告白の返事が決まった。
本当に感謝してるよ
いつも、私が真ちゃんの事で悩んでいると決まって秀太はどこかへ連れ出してくれた。
そのことにいつの間にか惹かれていたんだ
気づくの遅すぎだよね、こんな私を秀太はまだいいよって言ってくれるのかな。
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梨沙(プロフ) - こんにちはイチゴですこの小説大好きです (2018年10月18日 15時) (レス) id: f342db047a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コーヒーオレオ | 作成日時:2018年2月12日 1時