すきだ３ (ページ33)

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貴方 side

約束の10分前に着いたんだけど、もう秀太がいる

身長はあまり高くないけれど、細身のすこし筋肉の付いた体

すらっと服を着こなしてるなあ

かっこいい

あ、驚かせよ笑

後からそ～っと近づく

『わっ！！』

秀｢うおっ｣

『おはよう。相変わらず来るの早いね』

秀｢はよ。まあな｣

すると秀太が

秀｢ん。｣

『なに？』

ｸﾞｲｯ

秀｢手繋いでおかないとどこか迷子なりそ｣

『ならないよ。小さい子じゃあるまいし笑』

秀｢わかんねーじゃん。ま、とりあえず飯食いに行こうぜ｣

『そうだね。何食べる？』

秀｢ラーメン｣

『いいね。私すき』

秀｢知ってる。いくぞ｣

そう言って連れてこられた所は少し狭い雰囲気のあるラーメン屋さんだった

秀｢店長久しぶり。とんこつ２つ｣

店長｢おおー、秀太じゃねーか。とんこつ2つな｣

知り合いなんだ

なんか今日の秀太は強引な気がするすこし

勝手にメニュー決められてるし笑

でも私の好きな味

なんでも知ってるんだな

秀｢どしたん｣

『秀太って何でも私のこと知ってるね』

秀｢まーな。好きだし｣

『そ、そう…//』

ほんと、そういうことサラッと言うよね

店長｢とんこつおまち。｣

秀｢あざす｣

『ありがとうございます』

ｽﾞﾙｽﾞﾙ

『わ、めっちゃ美味しい。なんか優しくて懐かしい味がする気がする』

自分でもわからないけれど、懐かしいって言葉がピッタリな気がする味だった

すると、秀太は少しびっくりした顔で

秀｢だろ。ここ昔よく来てたんだ。｣

そして小さな声でよかったと呟いていた。

何がよかったのかその時は美味しくてだと思っていたけれど、本当の理由は後々知ることになる

意味を履き違えていた