↑５３話↓ ページ14
→Aside←
A「…。」
―――――パンッ！
A「駄目だ駄目だ、一人になるとつい辛気臭くなってしまうな！あたしもさっさと温まってお風呂から出て紫さんに浴衣の着方教えてもらわないと！」
あたしは両頬を自分で思い切り叩いて大きな独り言を零す。
そして室内のお風呂で再度温まってから体をきちんと拭いて脱衣所に戻り着替え始める。
浴衣を手に取ったそんな丁度良いタイミングで紫さんが来てくれた為、浴衣の着方を教えてもらった。
…結構浴衣を着るのは簡単なんだな…これなら今度から自分一人でも出来そうだ。
そういえば浴衣よりも着物の方が自分で着付けるのは難しいって言ってたっけ…？
とにかく紫さんにお礼を言って脱衣所から(恭弥に借りた)自分の部屋へ戻る。
A「それにしてもこの浴衣、すごく綺麗だな…あたしには勿体ないくらいだ。」
あたしは浴衣の物珍しさにその場をくるくる回ったり、優しい肌触りの生地に触れてほぅ…と息をつく。
？？「A、戻ったの？」
浴衣に夢中になっていた所、廊下から恭弥の声が聞こえる。
A「おう！さっきなっ！」
雲雀「…浴衣、着たの？」
A「あぁ、紫さんに着方教えてもらった！今度からきっと自分で着る事が出来ると思うぞ！」
雲雀「…そう。…部屋、入っても良い？」
そう恭弥に言われてあたしは少し考える。
確かにこれは恭弥の浴衣だから恭弥には見る権利がある。
でもあたしにとっては初めて着た浴衣…紫さんには似合っていると言われたが、自分から見た感じではどんな感じなのかよく分からない為、恭弥から見て似合ってなくてガッカリさせてしまったら…と考えてしまう。
…ええい！考えてても無駄だ！
A「…良いけど、笑ったりするなよ？…正直、浴衣が綺麗過ぎてあたしと釣り合わなくてバランス悪く見えるかもしれないけど、それでも良いのなら…いいぞ。」
雲雀「…入るよ。」
―――――カタン…
恭弥が静かに障子を開けて中に入ってくる。
雲雀「…。」
A「…ど、どうだ？おかしくないか？それとも変、か…？」
雲雀「…。」
あたしは出来るだけ笑顔で後ろを向いたり、その場をくるくる回ったりして恭弥に浴衣を見せるが恭弥はあたしの浴衣をじっと見つめるだけで、反応がなく流石のあたしも不安になってくる。
…何で何も言わないんだ…！せめて駄目出し言うなり、笑うなり何でもいいから反応してくれ…！；
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黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます！一番好きだなんてとても嬉しいです！とても励みになります！これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします！(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (
レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!！この小説一番好きです!！これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます！喜んでいただけて光栄です！そう言っていただけると励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！o(*ﾟ▽ﾟ*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです！！これからも頑張って下さい！ (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます！楽しんでもらえて私も嬉しいです！応援、励みになります！これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね！(^o^)／ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒ウサギ＠リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時：2015年9月12日 12時
