↑51話↓ ページ12
→Aside←
A「よーし!じゃあ早速浴衣着よう!…と思ったけど、あたし浴衣の着方分かんないや…。」
そう言ってあたしは持っていた浴衣を見つめる。
雲雀「それなら紫さんに頼んでおくからその間湯浴みでもしてきなよ。そこのつき当たりを左ね。」
そう言って恭弥は先程通ってきた廊下を戻って行った。
…よーし、じゃあ浴衣を着るのは紫さんに教えてもらうとして、先にお風呂だ!
お風呂に入ってすっきりしよう!
…と、その前に着替え取ってこないとな…。
とりあえずあたしは先に着替えを取りに行くことにした。
―――――
えーと、確かつき当りを左だったよな…。
あたしが先程恭弥に教えてもらった場所のつき当たりを左に曲がるとそこには『女』と書いてある赤い暖簾が掛かってあった。
振り返ると、そちらには『男』と書いてある青い暖簾が掛かっていた。
…こ、これは写真で見たことあるぞ…温泉だっ!
あたしは『女』と書いてある暖簾をくぐるとそこには広く明るい脱衣所があった。
A「おお!広い!そして貸切…!」
普段から集団でお風呂に入る事がないあたしにとってはこんな広い脱衣所で少しだけ落ち着かなかったが、それでいてワクワクもしていた。
とりあえずあたしは近くにあったハンガーに浴衣を掛けて、着ていた服を籠に入れるとタオルを手に取りお風呂へと続くガラス戸を引くともわもわと湯気が立ちこもっていた。
A「うわ!湯気すごい!」
普段からシャワーしか使わないからこんなに前が見えなくなるほどの湯気は初めてだ…。
湯船に浸かりたい所だけどとりあえず体洗うか。
―――――
A「よーし、すっきりしたしお風呂に入るか…ん?」
あたしは湯船に浸かろうとしたがなんと外にもお風呂があるではないか!
A「あれは露天風呂ってやつか!せっかくだし入ってみるか!」
そんな事を言いながら外へと続くガラス戸をカラカラと開ける。
途端にヒュウと風が室内へと入り込んでくる。
夏前にしてもやっぱり風が吹くと肌寒いな…早く露天風呂入ろ…。
―――――ちゃぷん…
あたしは急いでかけ湯をしてから露天風呂に入る。
体はポカポカ、顔はヒンヤリして気持ち良い…これはやみつきになりそうだ…。
景色だって普段は無機質な壁に囲まれているが、露天風呂は風に靡く草木の音に、水面を照らす月の光が天井に反射してキラキラ煌めいてとても綺麗だ。
A「…ふわぁ〜…」
そんな落ち着く露天風呂に思わず欠伸が漏れてしまった。
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黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 大福さん» 閲覧やコメントありがとうございます!一番好きだなんてとても嬉しいです!とても励みになります!これからも頑張らせていただきますのでよろしくお願いします!(*´∀`)/ (2017年4月7日 9時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
大福 - めっちゃ良いところやん!!この小説一番好きです!!これからも頑張ってください!!(^^) (2017年4月7日 2時) (レス) id: a4cb61a9a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 悠さん» 閲覧やコメントありがとうございます!喜んでいただけて光栄です!そう言っていただけると励みになります!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!o(*゚▽゚*)o (2017年4月3日 20時) (レス) id: 64106614c5 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - とっても面白いです!!これからも頑張って下さい! (2017年4月3日 20時) (レス) id: 49ea3e4c7f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ@リボーン再燃焼☆(プロフ) - 闇の道化師さん» 閲覧やコメントありがとうございます!楽しんでもらえて私も嬉しいです!応援、励みになります!これからも頑張りますのでよかったらまた見て下さいね!(^o^)/ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 017ad6c40f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒ウサギ@リボーン再燃焼☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurousagi/
作成日時:2015年9月12日 12時