16人のマネージャー

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A「…長谷川さん」

静かに歩いてきた長谷川さん
やっぱり目を合わせてくれない

長谷川「ん」

A「えっと…私…」

長谷川「あの、き、綺麗だね」

A「…！」

目を合わせて照れたように頭を掻いてはにかむ

A「私、嫌われてるのかと思って…」

長谷川「そんなことあるわけないじゃん。ものすごい、緊張してる」

A「なら良かったです」

安心して微笑むと長谷川さんの大きな手が口元を押さえる

長谷川「笑顔…反則っ」

困った顔で私を見つめるとセットの端バーのようなカウンターの方へ手を引かれる
(セット増えてます、すいません)

立って肘をつくちょうどいい高さ
横に並んで肩が触れるくらい近づくとお酒に見立てた麦茶飲みながら見つめ合い微笑み合う

A「長谷川さんは笑顔の時とかっこいい顔の時の差が大きいですね、」

長谷川「ん？」

A「踊ってるときはもちろんかっこいいです。けどお話してるときは全然イメージが違います」

長谷川「そう？どっちが好き？」

A「どっちも好きです！」

長谷川「…そっ」

また手が口元を押さえる
それは癖なのかな

長谷川「Aもいつもとイメージが全然違うよ」

A「そうですか？どっちが好きですか？笑」

長谷川「…どっちも好き」

A「ありがとうございます笑」

嬉しくなって笑う私を見て呆れたように鼻で笑うと

長谷川「じゃあね、お疲れ」

そう一言言って戻って行った

飲み終わったお茶をスタッフさんに返してると龍さんが来た

龍「あと3人だね〜長かったですね〜」

相変わらずゆるゆるな龍さん

A「そうですね、どうしますか？」

私を見てしばらく悩んだあと明らかに閃いた仕草をしてソファの方へ誘導される

龍「寝て？」

A「ね、寝るんですか？」

真顔で何を考えてるかわからないから一旦ソファに座ると

龍「遅いっ」

私の肩を押して倒し馬乗りになる龍さん
いつも赤ちゃんみたいなのに大人な雰囲気でドキッとする

龍「痛くない？」

A「…大丈夫です」

変わらない調子で喋るから拍子抜けしちゃって

目が合うとちょっと微笑むから余裕ぶって微笑み返す

カメラマンさんから声がかかると起き上がり私の手を取って立たせてくれる

龍「ドキドキしたでしょ」

A「…してないですっ」

龍「ほんとは？」

A「…しました」

そう答えると満足そうに笑って戻って行きました

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私龍ファンでございます
invisible love死にました(聞いてない)

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