16人のマネージャー

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A「あ、吉野さん」

吉野「Aそろそろ疲れてきてない？」

A「…ちょっとだけ」

吉野「これ、あげる」

吉野さんは紙パックのイチゴミルクを私に渡した

A「これ、美味しいやつ！」

吉野「ほんと？よかった。翔吾から甘いもの好きって聞いて。カメラマンさーん！10分休憩ください！」

カメラマン「立ち続けだったもんね！ごめんね、休憩しよう！」

ソファに座って吉野さんとおしゃべり

吉野「Aと撮影して戻ったメンバーみんな上の空だよ笑」

A「私がご迷惑をおかけしてて…」

吉野「違うよ！そうじゃなくて、綺麗なA間近で見て余韻に浸ってるんだと思う」

A「私なんて、そんな」

吉野「ほんとに綺麗だよ。いつもとイメージが全然違うからびっくりしてる」

A「私もまだ慣れなくて…」

吉野「心臓に悪いから慣れなくていい笑」

A「こんなドレスこれから着る機会もうないと思いますよ笑」

吉野「結婚式は着るでしょ？」

A「結婚式、か…」

思い出すのは翔から言われた婚約しよう、の言葉

吉野「もしかして、もう心に決まった人がいるとか？」

A「…まさか、いないですよ笑 彼氏とはちょっと前に別れました」

吉野「そっか、ごめんね、変なこと聞いちゃって」

A「気にしないでください」

吉野「いつか、俺が…」

カメラマン「再開しまーす！」

A「はい、！吉野さん何か言いました？」

吉野「ううん、なんでもないよ。このままソファに座ってて」

吉野さんはソファの後ろに回ると私を後ろから抱きしめた

耳元に顔を寄せられると吉野さんの吐息がくすぐったくて顔が離れる

吉野「だめ、離れないで」

そう囁くと首に軽いキス

吉野さんの方に顔を向けると今度は唇に…

陣「アウトー！アウト！それ以上はあかんて！」

また陣さんから

吉野「はぁ…もうちょっとだったのに。A、また今度ね、お疲れ様」

A「こ、今度…？お疲れ様です…」

困った私を見て楽しそうに笑うと待機場所に帰っていった

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