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壱馬side
川村「…まーじでAの声やな…」
長谷川「…っすね」
はあ、そっかAにも彼氏、いるよな
長谷川「かずまさん、なんか凹んでます?」
川村「ん?や、そんなんちゃうねんけど、」
長谷川「僕はちょっと寂しいです」
川村「…せやな」
彼氏いるとかいないとか聞くのって今時セクハラになったりならなかったりするわけで
気になってても聞けなかった
川村「こんな形で知るとは…思わんかった」
長谷川「…そうっすね」
川村「まことは… Aのことが好きだったん?」
目を見開いて黙り込むまこと
長谷川「…正直にいうと、わかんないっす。でもみんなに気を遣えたり、いつもニコニコしてたり。Aみたいな子が彼女だったら、いいなとは思ってました。…かずまさんは?」
川村「…せやなぁ。俺は…うん、多分まこととおんなじくらい…かな。気になってはいた。けど、これが恋かはわかんないし、今は仕事が大事やから。」
長谷川「かずまさんらしいっすね笑」
川村「そ?笑 …うん。ここにいても気まずいし、俺んちで飲み直す?」
長谷川「わ!いいんすか!かずまさんち久しぶり!」
川村「こないだ来たばっかやん笑」
まことの明るさに救われた気がした。
Aside
指定されたお店の前に翔はもう着いてて
A「お疲れ様、待たせた?」
加藤「おつかれ。ううん、今来たとこ」
その割に寒さでちょっと赤くなってる鼻
この優しさに惚れたんだったな
個室に通されメニューを開く
加藤「今日は俺の奢りだから」
A「どうしたん?笑 デートの費用は割り勘って決めたじゃん笑」
加藤「そーゆー気分なの笑 カッコつけさせてよ笑」
A「はーい笑 じゃあいっぱい食べよ笑」
料理もお酒も美味しくて箸が進む
1時間くらい喋った後、少し黙り込んで翔が言う
加藤「明日を最後に一旦関係をおわりにしたい。」
A「…どういうこと?」
加藤「俺は明後日から外国で、新しい職場で新しい生活が始まる。忙しくなると思うし、連絡が取れなくなるかもしれない」
A「うん」
加藤「Aに会いたくてもすぐに会えない。そんな環境今まで初めてで、俺どうなっちゃうかわからない。だったらいっそ、もう彼女じゃないって思ってたほうが頑張れると思った。…勝手でごめん」
A「うん。…私は翔の夢を応援したい。翔が外国で頑張るために私が必要なら支えるし、必要じゃないなら身を引くよ。でも!私が翔のこと、ちゃんと好きなのは知っていてほしい」
加藤「うん。それは知ってる。俺もAが好き」
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しぃ(プロフ) - Haruさん» ですよね!よっかかるも聞く気がします…!教務室はなんだか大学みたいですね!★ (2020年5月26日 11時) (レス) id: fc55f0aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - しぃさん» 自分はよっかかるって言います笑ありますよね標準語と思ってたら方言だったみたいな笑笑自分とこは職員室のこと教務室って言ってました、、笑 (2020年5月26日 10時) (レス) id: 5f0af330de (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - Haruさん» Haru様コメントありがとうございます!嬉しいです!おっかかるって方言なんですか…!初めて知りました…寄りかかる、みたいな意味です!わかりにくかったらすみません… (2020年5月26日 9時) (レス) id: fc55f0aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - おっかかるって方言で すか?個人的にかわいくて好きです(初めましてでどうしたいきなり誤字だったらごめんなさい) (2020年5月26日 9時) (レス) id: 5f0af330de (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - グランドマミー様!ありがとうございます!とても嬉しいです!! (2020年5月25日 2時) (レス) id: fc55f0aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぃ | 作成日時:2020年4月17日 2時