16人のマネージャー

12 ページ14

龍さんに手伝ってもらって2箱の段ボールをリハ室に運ぶ

リハ室に戻ると15分前と全く変わらない体制と位置でぐったりしてる皆さんに思わず笑みがこぼれた。

A「…はぁ、皆さん、水持ってきました」

陣「…おーA。ありがとう」

龍さんは気づかない間に鈴木さんのとこに移動してる

1本1本500mLのペットボトルを配りきると声をかけた

A「会議始めますよ」

時刻は10:05
予定より遅れてしまった。

のそのそと動き始めたメンバーにちょっと苛立ちを覚えるも、顔には出さないように意識する

A「昨日の会議はここまで進みました」

まとめた資料を電子黒板に映す

途端にプロの顔になる皆さんに安心した

山本「ここはこうしたほうがいいんじゃないですか？」

川村「でもそれだと次への繋がりが悪いです」

武知「あ、じゃあこれとこれを逆にしたら…？」

白熱した会議
2時間過ぎるなんてあっという間で

グゥ〜

浦川「すんません。お腹なりました、はい」

龍「おなかすきました」

鈴木「ご飯のことしか考えてなかったでしょ笑」

龍「そんなことない…笑」

リキヤ「お昼にしようか笑」

リーダーの声に一気にリハ室の空気が緩む

与那嶺「A今日はご飯何なのー？」

A「今日はちょっと食堂に行ってみようと思って！」

玉木さんに美味しいと勧められた事務所の食堂
カロリーが抑えられていたり、低糖高タンパクだったり、工夫されているらしい。

与那嶺「俺も一緒にいい？」

A「もちろんです！」

与那嶺さんと食堂に向かおうとすると陸さん、岩谷さんも付いてきた

陸「一緒にいい？」

A「はい！」

陸side

4人で食堂に入る
お昼時間だからちょっと混雑してたけど無事4人の席をまとめて確保できた

今日のランチはチキンステーキ

A「これ、普通にレストランで出てくるやつですよね！」

陸「そんなにテンション上がるんだ笑 食べるの好きなの？」

A「好きです！」

…かわいいねえ

いつも真面目なのにこんなにニコニコしながらご飯食べてる

陸「美味しそうに食べるね笑」

岩谷「ほんとっすね笑」

与那嶺「甘いもの好き？」

A「好きです！」

与那嶺「そか、じゃあ今度オススメのカフェあるから行かない？」

A「ぜひ連れてってください！」

陸「…ずる。僕もいく」

デートじゃん
抜け駆けじゃん

岩谷「僕も行きたいっす」

A「じゃあ4人で行きましょっか笑」

陸「日にち決めるためにグループ作っとくね」

ノリノリな僕と翔吾
るいがちょっとしかめっ面してたのは気づかないフリ

13→←作者から

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す