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屋内にいったと思いきやまた上空に飛び上がる近界民。お前忙しいなと思いつつトリオンキューブを出す。
「また飛びやがった!落とせ弾バカども!」
「『落としてください』、だろ」
「え、もしかしておれも含まれてんの?」
弾バカは公平だけじゃん。文句を言いながら仕事をこなすために
器用に飛んで避ける人型に狙撃手からの攻撃。当たったかは見えなかったけど反撃が来たってことはたぶん当たったんだろう。都合よく考えることにした。
「やっぱ下手に手は出せねーか……!」
「いや、今が攻め時だ。ガンガン押すぞ。B級各員、人型を包囲しろ」
「ここで押すのか!?何が変わったってんだ?東さん!」
東さんの話を聞きながらどこからなら攻撃しやすいかを建物内をうろちょろして考える。……人型が大体壊したからどこからでもよくね?
いい気がしてきた。
「数の優位が活きる場面だ。バラけてやつの意識を散らせ。まとまってると一発でもってかれるぞ」
りょーかい。それだけを返して、本部にいるであろう柚宇さんに通信を繋げる。繋がった瞬間、Aくんてば大人しくしてないとだめだよってのんびりした声。
「へへ」
「もー。Aくんはそうやって笑ってはぐらかすんだから」
「ごめんなさーい」
心配されるのがくすぐったくていつも笑って誤魔化しちゃうけど、柚宇さんも最終的にしかたないなあって許してくれるから。おれはずっとそれに甘えている。
「ね、ここからだったら射線通しやすい位置ってどこ?」
「ちょっと待ってね」
位置情報で送られた場所に向かって窓から外を見上げる。上空には攻撃を簡単に躱す人型。
「さーて、仕事しよ」
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更新がとても遅くてごめんなさい。五七五。
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む(プロフ) - 大好きです! (2022年10月14日 6時) (レス) @page18 id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年2月10日 16時