【鬼滅の刃】だからあたしは鬼じゃない！！

両耳終了 ページ40

時透無一郎君……いや、これからは師匠となるのだから、時透さんと呼ぼうか……と伊黒さんとしのぶさんとあたしで並んで歩く。

向かうは蝶屋敷。

ちなみに先程から未来の師匠に挟まれてあたしは終わりそう。

なにがって？精神がだよぉぉぉぉおおお！！！

「ねぇ、なんでわざわざこんなにゆっくり歩かなきゃならないの？少なくとも柱はもっと速く移動できるよね？その子にできるかは知らないけど。」

うっ胸が苦じい……！

「そもそもお前が鬼だと勘違いされなければ良かったのだ、足尾。お前の紛らわしい体質で柱の手を煩わせるなど、本来ならばあってはならないことだぞ。そこのところを分かっているのか。蛙娘。」

ひぇえ、あたし蛙じゃないですぅぅうう……

「……ていうか、鬼の血と成分が似てるんだっけ？それならそれなりに動けるよね？そういうことで修行してもらうからね。」

時透さん……確かにそうなのですが、あまり過度な期待はしないで頂きたく……

「そもそも女だからと言って手加減するつもりは毛頭ない。そのようなことをすれば選別で死ぬか、その道中で死ぬか、運良く隊士になったとしても雑魚鬼に遭って死ぬかのどれかだからな。もし手加減して欲しいのなら、どの死に方が良いか選べ。今すぐにだ。」

やだやだ死にたくない！手加減？結構です！

いや、嘘、嘘です……お手柔らかに……啖呵切れないです伊黒さん口元見えない分、目が余計怖く見えるんだよぉぉぉぉおおお！！！！！

ねぇ、このお二人の下であたし、生きていける？

この時点でかなり殺伐としてるんだけど、大丈夫？あたし何かした……？

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