21囁いた言葉 ページ21
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「……っ」
制服だけじゃなくて
太腿にもスープがかかってヒリッとする
こんな事になるなら
スカートの丈を長くしておけばよかった
翔「…見せて？」
「…いっ」
翔也くんは
濡れた肌を拭いてくれて
軽い火傷になってて
私の太腿は赤くなっていた
翔「……痛そう」
それから…
彼の手が、制服のボタンに触れた
「……いやっ」
押し返そうとしたけど力が入らなくて
翔也くんはピクリともしなかった
翔「…お兄さん呼ぼうか？」
「………ぃゃ」
翔「だよね？」
そんなやりとりをしながらも
気づけばボタンは全部外されてて
翔「インナーは平気そう」
私は恥ずかしくて顔を背ける
翔「脱いで？」
翔也くんの言う通りに脱ぐと
私の制服を持ってどっかに行ってしまった
翔「はい」
しばらくして戻ってきた彼は
私の肩にブランケットをかけて
翔「氷水………冷たい？」
「……」
ビニール袋に入った氷水
赤くなった肌にのせてくれて
それがヒンヤリと気持ちよかった
「…………ありがとう」
翔「………」
囁いた私の言葉は小さすぎて
翔也くんには届いてなかったかもしれない
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ななし - めちゃめちゃ続きが読みたいです！泣 すごくお話が面白くてすごく好きなんです…やっぱりもう忘れちゃったんですかね…前のも合わせて何度も読んでます…笑 (2022年4月17日 1時) (
レス) id: 18bfafaa9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご | 作成日時：2021年9月26日 21時
