嫌々の2番手 ページ3
THE8サイド
「ナンバーワンがチャ・ウヌなのは理解してるけど他のやつに手を出す理由は？」
「…人を浮気性みたいに言いますよね。」
冷たい顔でMC気取りでライブをしているのか携帯片手のドギョムの方へ向くA。中指立てようとするから咄嗟に手を掴む。こいつ本当マジで色々と容赦がない。配信規定的に編集ができないので手で隠してやってるのに訝しげに片眉を上げて俺を見た。
「人聞きが悪い。手を出すってなんだ。」
「ミンギュとか？みんな気になるって。」
「あれは俗にいう体だけの関係だからさ。」
「言い方を改めろ馬鹿野郎。」
「ごめんなさい皆様、こいつの言う関係ってのはまず足首フェチというものが大前提にあって、勘違いしないで欲しいんだけど」
「もうあっち行けよ馬。お見苦しいところ見せてごめんね〜」
「ひっどい、ウヌ先輩がいない時はどうやって満たしているんですか？だそうです。」
「下世話」
「めっちゃ下世話。」
類は友を呼ぶ呼ぶとでも言うのか、Aを推してる奴も中々癖が強い人たちばかりで、配信に顔を出すと大体カオスになって収拾がつかなくなる。現にこうやって下世話な質問が来たりペンミでも妙なノリのお姉さんが来たり、ファンというには濃い一味違った層に人気がある。
「え、それこそミンギュでしょ。あとはミンハオもだし。」
「ふざけるな。」
「え〜もう照れてんの？可愛いねミンハオ。」
「うっっっぜ」
ミンギュで満足しやがれ。カメラに映るように首に腕が回ってきて引き寄せられる。だから嫌なんだ。何かと一緒にされるけど結局最後なんだかんだ解決するのはミンギュなんだから最初から呼ばないで欲しい。
「馬はうーん、論外…馬だし。」
「失礼だなお前、映さなくてもいいんだぞ？ん？」
「そっちこそ視聴率が取れないからってミンハオとの時間邪魔しないでもらえます？」
「あー！暑苦しいんだよ！」
ねーと頬を擦り合わせてくるのが憎たらしい。無駄に心臓がうるさいのもむかつく。ドギョムの何も知らないようなアホ面も殴りたい。
嫌がれば嫌がるほどしつこいタイプなのを知っているのについつい押し返してしまう。クソ。あークソ。死ね。
「何してんのA、俺というものがありながら。」
「おお、やっと来たからミンギュ。遅いぞ。」
「浮気か？浮気なのか？」
「この中でお前が一番だよ。この中で。」
「俺たち何見せられてるんだろうね。」
全くだ。甘んじて二番手にいるなんて腹立たしいことこの上ない。
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Akasandayoo(プロフ) - おういさん» 目を凝らしてやっとわかりました。ありがとうございます。疲れ目の弊害が (8月1日 22時) (
レス) id: 23aa87851f (このIDを非表示/違反報告)
おうい(プロフ) - コメント失礼します。イチリルではなくてイリチルです。ウィンウィンはイリチル兼WayVになります！ (8月1日 20時) (レス) @page1 id: 3e216d5d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Akasandayoo | 作成日時：2023年6月23日 6時
