とある休日5 ページ29
「なぁ…アロン、さん?ここがよく通う店なのか?」
「うん、そうだよ」
アロンに案内された店はなんともオシャレなカフェだった
往来の人々も気品が漂っており
それとは無縁の生活を送っていたシュウには慣れない
アロンって結構良いとこの坊っちゃんなのか?
涼しい顔をしてその場に佇むアロンは違和感が感じられない
どうしよう、と悩んでいるとグイッとアロンに腕を引っ張られた
「いらっしゃいませ、何名様でしょうか」
「二人です」
そんなやり取りを理解した時にはもう遅く
おれはアロンによって店に入れられていた
テラス席に座ったおれはガチガチに緊張していた
アロンはメニューを見ていた顔をあげ、こちらに差し出す
「俺は決めたよ。シュウはどうする？」
「お、れは…アロンのおすすめで」
その一言を言うのに精一杯であった
アロンはシュウ用に自分と同じものを注文し終えると
シュウの方を盗み見る
借りてきた猫のように大人しい友人の姿がおかしくて
くつくつと喉を鳴らした
シュウが首を捻るのに
「なんでもないよ」と返してリムに目線をうつす
リムは主とはうってかわって緊張など欠片も見当たらない
パタパタと別のテーブルへ行って可愛がられているようだ
あざといってこういう事を言うのかな
最終試験の時もそうだったけどリムって侮れないなぁ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リュウノ(プロフ) - 雷雅さん» コメントありがとうございます!かなり気まぐれ更新ですが見てくださる方を励みに頑張ります(｀･ω･´) (2019年2月22日 20時) (
レス) id: 9c536887a0 (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください！ (2019年2月18日 21時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん - そうなだったんですか！分かりました！確かにその方がお似合いですね！ どういたしまして(笑)はい！分かりました(^-^ゞ (2018年5月7日 19時) (携帯から) (レス) id: 0015e98924 (このIDを非表示/違反報告)
リュウノ(プロフ) - ご指摘ありがとうございました！次からはおかしな所がないかちゃんと調べます…あれ？って思う点がありましたらまた、教えてください！ (2018年5月7日 18時) (レス) id: d3913fb42a (このIDを非表示/違反報告)
リュウノ(プロフ) - 画像調べたところどちらかといえば茶色寄りでしたね……ですが主人公の髪色を含んだ、ということでこのままにします(^_^)a (2018年5月7日 18時) (レス) id: d3913fb42a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リュカ | 作成日時：2018年4月30日 1時
