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当たり前だけどこんな楽しい生活に終わりは必ずやってくる
××××は確か、私よりも3歳年下だった、何歳かは確実じゃないけど年下だったのは確か
それでも、私は××××を姉のように慕っていたしあの子も私を妹のように可愛がってくれた
そんなある日_私が16の誕生日を迎えた日
なんでここまで親戚の邪魔が入らなかったのか、と考えなかった私を1番恨んだ
当たり前だ、××××も私も、大人にいい思いをしていないし反抗していた_少なくとも××××は分かりやすく
少し考えれば、何か仕打ちが返ってくると思い付くだろう
なのに、私はその時まで気付かなかった
その日、私は今日で大人になるんだと思った
憂鬱な気分になり、外に出ると親戚の2人はクラッカーを鳴らし盛大に祝ってくれた_まるで、昔の両親のように
プレゼントがある、とも言われ一寸嬉しくなっていた__が
その嬉しさを壊したのは_プレゼントだった
「これが、プレゼント…?」
「そうよ、貴方が大人としてできる最初のこと、嬉しいでしょ?」
そこには、縄で縛られて涙を流す…××××がいた
涙が頬を伝う、それでも親戚は話すのを辞めなかった
「この子を殺すか使役するか、自由にしなさい?」
「ほら、シリウス、拳銃だ」
涙を流す私は拳銃を持たされる
シリウス、__
その時、誰かの声に押された気がした
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作者名:月夜 | 作成日時:2020年2月15日 16時