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会合 ページ7
3人分の抹茶を点てた後、出して私は点前を行う席に座り向かい合う
「私が兄上がいない間勝手に考えたので一応兄上にも分かるよう最初からお話しますね」
そう呟くと兄上は頷いた、表情は今迄駄々を捏ねていた兄上ではなく、芳茗の代表である顔だった
姫君に微笑んで居てもいいと伝えてまた前を向く
「兄上がいない間、勝手ながら紅茶の国と抹茶の国、そして珈琲の国の3ヶ国で3種の飲み物をどのように発展させていくかということを考えていました
紅茶の国からはジョシュア様、抹茶の国は私、そして珈琲の国からはエルフィン様を招き3人で話を行っていました
先の話し合いではまず親しみを持ってもらうために菓子を作る、ということで終わっていました」
「恥ずかしながら、紅茶は茶会に出される位、珈琲は苦いと毛嫌いする者もいて、抹茶に至っては…という現状だからそれをどうにか打開したくてね」
私の言葉にジョシュア様が続ける
兄上は少しムッとしていたが私の言葉があってか「それで…どうしたんだ？」と何も言わずに続きを聞いていた
「私は無難に抹茶の素材を生かした物を作ろうと考え、チョコレートの国の3方に掛け合いました
手始めに手軽に楽しめるチョコレートで抹茶味を作れないかと」
今は試作を待っているのですが、と言えばジョシュア様は「成程ね」と頷いていた
兄上…考えるの放棄しないでください
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作者名：月夜 | 作成日時：2020年2月8日 20時
