作戦 ページ27
彩矢side
Aちゃんが告げた衝撃の事実
これを阻止するという動きは次の日から始まった
といっても、止めるまでの時間が無いのだ
炉開き、及び新任のパーティーまでもう1週間もない
Aちゃんは途中で点前の練習を宇治さんとするがそれ以外は必ず私達と一緒にいた
話は広まり、2日目にしてエドモント君にエルフィンさんも来ていた
2人共ジョシュアさんやハルから話を聞いたのか苦い顔をしていた
「お兄ちゃん…どうなるの?」
Aちゃんは始終こんな感じだった、仕方ないけど
その度にジョシュアさんは「大丈夫、俺達で何とかしよう」と慰めていた
そんなある日だった、国王様に呼ばれる
言われた時間に行くとそこには国王以外誰もいなかった
丁度いい、聞いちゃおうと思って息を吸った、その時だった
「……姫は飲み物に優劣をつけるのはどうお考えかな?」
ハッとして見上げる、国王様はまるで品定めをするような目で私を見ていた
でも聞きたかったことにも繋がる、そう思い私が考えることを口にする
「私は、優劣をつけることは必要ないと思います
所詮…といったらあれですが、結局のところ何が人気かとかは人の好みによって左右してしまうと思うんです
だから、だからこそ、どれが1番かではなく、どれも尊重できるいいものがあるって…えっと…つまり…」
伝えたいことが溢れるのに言葉が上手く紡げない
けど、国王様はただ「そうか…」と微笑んだ
その後、国王様との会談は終わったけど_
1つの、もしかしたらが頭の中に生まれ、離れなかった
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作者名:月夜 | 作成日時:2020年2月8日 20時