先手必勝の何が悪い【刀剣乱舞】 (ページ38)

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お菓子の方は途中で清光が来たので代わってもらった、けど

「うわぁ、曾根さん本当センス良い」

清光は私の髪についてるものを見てまた呟く
これで何回目だろうと思いつつも私は「本当にね」と困ったふうに笑った
実はこれ、去り際に長曾根がつけていったのだ

『そうだ、これを渡そうと思ってたんだ』
『え、何？』
『失礼……よし
おぉ、思ったより似合ってたな…』
『え、私今なに付けられたの？』

髪に何かしたのはわかったけど実物みてないのでよくわかんなかった
長曾根が行ったあと清光に聞いてやっとそれが髪留めであることが発覚したのだ

「それにしても、曾根さんの目利きすごいや
一緒に見てたけど1発でそれ見つけたんだよ？
しかも“これは主に似合いそうだ”とか」
「……なんでぇ？」

よくわかんないと思いつつ審神者部屋に入り、お菓子をとりあえず机の上に置く
お菓子の説明を清光にするとクスクスと笑い出した

「最近こんなのばっかりなの
皆私に何かプレゼントしてくる…
しかも、セリフの中に絶対9振りのうちの誰かが混ざってる
どうして？どういうこと？」

疑問を素直に述べる
しかし、清光は答えてくれない
ちょいお前その顔分かってるだろ、と思いつつも私は「んー、わかんないや」といい笑顔でいう清光に「そうですかい」とため息つきで言った