審神者会議 ページ30
夢主side
集められた審神者は5人程度
最近始めた人でもそうでも無い人も選り取りみどりだ
私はぼそっと悪態をつく、それもいち兄にしか聞こえないように
「なぁんでかねぇ…面倒は嫌だぁってこんちゃんに言ったはずなのに」
「こんちゃんとは、管狐のことですな
仕方ありません、諦めてくだされ」
ちぇーっと口を尖らせる
本当、どうせ見習いだろ?
ムスッとしてるといち兄が苦笑いを浮かべて私の頬をつつく
「お可愛らしい顔が台無しですぞ?主殿」
しゅんと顔を真顔に戻す
ついでに顔の赤らみもなくす
なんだコイツ、ロイヤル王子め
そうこうしていると政府のじっちゃんが集まった
「それでは緊急審神者会議を開催する、と言っても、集まった諸君は何となく察しているだろう
今回は見習い審神者の紹介だ」
はいきたぁ、と1人心の中で項垂れる
5人位かぁと思っていたが、合図で入ってきた人数に目を丸くした
1人、明らかに多いのである
1人に1人と当てて数え直してもやはり1人だけ多い
何故?と思いつついち兄を見るとまずい、みたいな顔をしてた
よくわかんないけどすぐわかるよねぇと思っていると割り振りが始まる
さてはて、どうなるんだろなぁ、と呑気に考えていた時だった
「審神者名Aの元には2名の見習いを付ける」
……………………………………………………………………は?
流石に入口で渡された見習い審神者の名簿の紙の端を握りしめて汚くした
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