先手必勝の何が悪い【刀剣乱舞】 (ページ29)

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清光side

本当に綺麗で、美しくて
一回目の本丸なら僕が隣だったはずなのに(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
…諦めないと、また、いい頃合になったら同じ格好をして僕が行けばいいのだ、そう自分自身に唱えて笑った

「行ってらっしゃい、主、一期！！」
「留守は任せろよ」

俺の言葉に鶴丸が続ける
留守、勿論、話も加えた留守をさすとわかった一期は微笑んで頷いた
主も満足そうに笑い「任せたよ、初期刀殿！！」と言っている…可愛いなぁ

「んじゃ、行きましょかぁ…頼むから常識ある子がいいなぁ…」
「そればかりは運ですな…」

会話を交わしながら2人＿1人と1振りは玄関を出る
俺は2人の姿が見えなくなるまで見送った
…優雅な足取り、本当に何処かのお姫様と王子様みたいで…

「やっぱり、流石俺…見立て通り」
「そこでそう言うってことは落ち込んでるんだな、了解」

鶴丸に頭ぽんぽんされた

主が行ったのを見届け、広間に集める
皆不思議そうな顔をしてた
光忠が遅れて入ってくるが、開口一番に「これで揃ってるよ」という
そう、残りがいないか確認する為に遅れたのだ

「なぁ、清光さんよぉ…なんで俺達は集められたんだ？」
「清光がそんなことするの珍しいよね」

昔の同僚の分霊が不思議そうな顔をする
それは周りの、仲間の分霊達もそう
けど、こっちはニコニコ笑っていた

さぁ、始めよう