否、こりゃ驚いた ページ13
それから、どれぐらい経ったか
小人さんが「できましたよ」と起こしてくれる
やべ、無言なのをいいことに寝てしまった、と思いつつも私は両隣を見た
___両隣綺麗に寝てます、良かったと思いつつも私は確認しに行った
小人さんが、置いたという場所を見て……そっぽを向く
否、そんな訳ない、これは私の幻覚だ
言い聞かせた後もう一度見るも形は変わらない
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?!?」
私は久し振りに声にならない声を上げた
その後、何があったと起きた2振りに「あれ、あれ!?」と指さしながら一生懸命伝えた
2振りは最初凄い怪訝そうな顔してたけど見て「……驚いた理由がわかった」と理解してくれた
「…否、1番出にくいのから来るってどういうこと?」
「ほんとそういうとこ、流石主に1度仕えただけ規格外だよねぇ…」
私の呟きにケラケラと清光は笑う
私は国俊に「まぁ、ほら…」と促されて半信半疑で抜刀した
刹那、桜が舞う……そして
「お初にお目にかかる、俺の名は…「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」……参った、挨拶を遮られるとは」
信じられなくて叫ぶ、当の本人は文句を言いつつ苦笑いで許してるようだった
清光と国俊は驚きすぎて腰を抜かしてる
いやいやいやいやいやいやいやいや、まぁ、まぐれ、そうまぐれ!!と自分に言い聞かせつつ私は問うた
「私の好きな物は」
私の好きな物は、これを自分で昔言ったのが恥ずかしい
けど、本心だしと思っていると…相手は_長光は笑って抱き締めてきた
「ほら、あんたの大好きな刀が戻ってきたぞ」
………ごめん、驚き過ぎた
私は長光の無駄にキラキラした顔を見、清光と国俊は顔の前で手をぶんぶんと「ないない」と振りながら
「こりゃ驚いた」
「否、これは驚くだろ」
「有言実行ずるすぎだから」
「折角帰ってきたのにかなり酷いことを言うなぁ」
本人の前で驚き過ぎてあたかも信じてませんと言う風な言葉を発した
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ