物語七十八頁 ページ31
オビ
翼嬢を纏うオーラがなんとなく明るくなった気がする
近寄りやすい雰囲気になった
城につき木に登りゼンの執務室のベランダに飛び移った
オビ「主人ー！戻りました〜」
すると中からゼン、木々、ミツヒデ、白雪が出てきた
『みんなおそろいか』
白雪「おかえり！」
ゼン「待ちくたびれたぞ」
木々「無事でよかった」
ミツ「今日は早く休むんだぞ」
みんなは優しく翼嬢に声をかけた
『ありがとう』
翼嬢の笑顔にみんなが目を丸くした
今までの笑顔とは全く違う自然の笑顔
みんなより先に見られたことに少し嬉しく感じた
ゼン「よし、早速仕事だ！」
オビ「少し休ませてくださいよ〜」
ゼン「無理だ！」
えー、と言いながら動き出した
翼嬢はお嬢さんの後をついていった
ゼン「オビ、お手柄だ」
主人ったら急におれを褒めて変なものでも食べたのか？
口を開けて呆然としていると主人は言葉を続けた
ゼン「もしかしたらオビだけが帰ってくるって考えていた。だけど考えていたこととは正反対だ。
翼に光を当ててくれてありがとう。
オビに頼んで正解だった」
ぼけっとしていると主人は机に向かった
柄にもなく
本気で
胸の奥が熱くなった
「オビー！暇だったら手伝ってー！」
下から声が聞こえてのぞいて見たら瓶を運んでいるお嬢さんと翼嬢
素早く下に降りた
オビ「喜んで」
『なんか嬉しそうだな』
翼嬢は不思議な目でおれを見ていた
オビ「そう見えるかい？」
白雪「うん。なんかふわふわしてるよ」
『白雪、オビにふわふわは可愛すぎるよ』
オビ「ちょ！そんなことないって」
3人は笑いながら歩き出した
面倒なところに居座ったなぁ
まぁでも、こういうのもいいか
前では仲良く話すお嬢さんと翼嬢
前よりも距離が近くなったような気がする
『オビ！置いて行くぞ！』
気がつけば足を止めて二人を眺めていた
オビ「ただいまー！」
軽く駆けて二人の元へ向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
舞姫桜乃鬼 - 面白かったです！内容もとても良くすごく気に入りました！続き楽しみに待っています！(^ο^) (2017年12月31日 23時) (
レス) id: 0564fd8680 (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みけねこ | 作成日時：2017年8月19日 23時
