物語五十二頁 ページ4
オビ
目を覚ますと朝になっていた
体を起こすと一瞬頭に痛みが走った
ｵﾋﾞ「にしても、さっきの夢…」
翼嬢のかおを見ると涙が頬をつたっていた
夢に出てきたあの少女は翼嬢なのか？
だとしたら、翼嬢は実の親に…
『ん…』
ゆっくり目を開けた翼嬢
目には少し靄がかかっている気がする
もしかして、
俺は翼嬢と同じ夢を見たのかもしれない
『オビ、ありがとう』
自分のてを見つめながらそっと呟いた
下を向いて髪で顔が見えなくなった
でも、泣いてることくらいすぐわかる
肩が小刻みに震えている
こんなにも弱かったんだ
そう思った
俺の中では心も強いと思ってたけど
やっぱり翼嬢は女の子であって
とても弱い生き物なんだ
そっと翼嬢にてを回し抱き寄せた
『オビ、？』
驚いたのか俺の胸板を押して抵抗した
ｵﾋﾞ「少しぐらい強がるのをやめたらどうですか。どーせ俺しかいませんし。
おれは、捨てたりしない」
また翼嬢を抱き締めた
今度は抵抗せずそのまま泣き出した
声を必死に圧し殺していた
優しく背中を撫でているとだんだんと落ち着いてきたのかまた寝てしまった
お嬢さんはこの事を知ってるのか？
そっと布団を被せ俺は部屋からでた
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舞姫桜乃鬼 - 面白かったです！内容もとても良くすごく気に入りました！続き楽しみに待っています！(^ο^) (2017年12月31日 23時) (
レス) id: 0564fd8680 (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけねこ | 作成日時：2017年8月19日 23時
