物語六十八頁 ページ21
ガラク「半年前に漬けておいたろかの実よ
味を覚えるために試飲しておきなさい。
白雪くん翼くん。あとそこのー」
オビ「オビです」
そう言われて渡されたのは地下蔵から持ってきたばかりのもの
なんか、におう
嗅いだことがある不思議な匂い
ガラク「オビくんも」
3人並んで一気にコップに注がれた不思議な匂いを放つ液体を飲んだ
白雪「きゃはっっっ」
オビ「うまっ！」
白雪は顔を真っ赤にしオビは笑顔を見せた
私はというと全身が震え上がり固まっている
ガラク「あっははははは」
それを見て大笑いする薬室長
リュウ「薬室長、それ、ろかじゃなくてお酒だよね」
ガラク「正解！よく分かりました」
悪戯な笑顔を見せる薬室長
オビ「どうりでうまい」
カラン
笑顔で乾杯するオビと薬室長
バタンっ
横を見たら顔を真っ赤っかにして倒れている白雪がいた
『白雪‼』
驚いてすぐに駆けつけた
ガラク「あらららら、白雪くんお酒ダメだった？」
白雪をオビが担いで部屋まで運ぶ
その隣を一緒に歩く。
心臓がチクチク痛む
理由はよくわからない、
白雪が、羨ましい
そう思ってしまった。
まるでオビを……
考えることはやめて
黙ってオビの横を歩く
白雪の部屋について
白雪を寝かしひたいに冷たいタオルを置いた
オビ「翼嬢は大丈夫？」
『あ、うん。たぶん。
ただ少し舌が痺れている』
そう言って軽く舌を出した
オビ「ならよかった」
オビは窓の外を見た
その横顔はほんのり赤染まっていた
胸が弾む。
これはなんなのか。
わたしにはまだ分からない。
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舞姫桜乃鬼 - 面白かったです！内容もとても良くすごく気に入りました！続き楽しみに待っています！(^ο^) (2017年12月31日 23時) (
レス) id: 0564fd8680 (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけねこ | 作成日時：2017年8月19日 23時
