物語六十四頁 ページ17
翼
あれから何分経過しただろう
落ち着いて
離れたくない
そう思ってしまう
オビどう思っている？
「翼ー！オビー！10秒以内にこい！」
オビ「全く無理がありますよ」
苦笑いしながら離れるオビ
『ゼンらしいな』
オビ「確かにそうだな、
まぁ、行きましょうや」
駆け出す私たち
『ありがとう、オビ』
オビの顔は見ずにいった
恥ずかしくて顔なんて合わせられるか
オビ「らしくないね
顔が赤くなってる」
『そっそんなことはない！
ほら着くぞ！』
さらに顔があっつくなった
オビ「はーい」
横目でオビをみるとニヤニヤしていた
『何ニヤニヤしてる。気持ち悪い』
オビ「ちょ！それはないっすよ〜」
苦笑いするオビ
ゼン「遅いぞ！」
オビ「いや〜、流石に期待ですよー主人〜」
ゼン「まぁいい、それより、だっ」
ゼンはすごいくらい顔で私に近づいてくる
『な、なんだ』
ゼンからはものすごく黒いオーラが出ている
匂いを嗅ぎ分けなくても見たら怒っていることがわかる
オビ「木々嬢、これはいったい？」
木々「翼が、ラジ王子が来てから呼んでも一度も顔を見せなくてね」
オビ「あー、それでね〜」
ゼン「なんだじゃない！今までどこにいた？」
ミツ「長くなりそうだな」
木々「そうだね」
『あー、噴水のところと木の上？』
ゼン「なんで疑問符付きなんだ？」
『すまない。』
ゼン『すまないじゃわからないだろう」
ため息をつくゼン
なぜかそれが心に刺さって
かたを落とした
ゼン「まぁそれはいい。
兄上に何を言われた？」
『特にはない。ただ、私の顔を見てクリスタルと呟いていたな』
するとゼンたちは口を開けてぽかんとしていた
オビ「クリスタルって確か十数年前に砂漠化した…」
木々「翼、こっち見て」
木々さんに言われて体ごと向くとすごい真剣に目を見てきた
すると他のみんなも見て聞きて少し気恥ずかしくなって目を逸らした
『な、なんなんだ』
ゼン「兄上に聞いた話だがクリスタルの第一王女はかみが水色でオッドアイと…。」
ミツ「もしかして、翼が？」
オビ「でも、あの国は全滅したはず…。」
『すまない。全く話がつかめないのだが』
ゼン「ま、まぁいい！この話は後だ。ラジ殿の見送りに行くぞ！」
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舞姫桜乃鬼 - 面白かったです！内容もとても良くすごく気に入りました！続き楽しみに待っています！(^ο^) (2017年12月31日 23時) (
レス) id: 0564fd8680 (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけねこ | 作成日時：2017年8月19日 23時
