Connect a song (ページ9)

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テソン｢Twitterで曲が上がる度、コメントしてました(笑)Aさんって本名ですか？｣

コメントしてるだと！？
え！どれ！って私は思いっきり興奮する

｢え、あ…本名です｣

思わずIDなんですかって聞きそうになりながらも
本名だと答えると

テソン｢よかった、さっきから勝手に呼んでるけど違ったらどうしようかと(笑)｣

そう言いながら頭をかくテソン君
あぁ、人類の中で最も好きな人に
自分の大好きなものを聴いてもらえるなんて
私今月あたり運使いすぎて死ぬのかな？

テソン｢あ！自己紹介遅れました、BIGBA〇GのD-LITEです、事務所の前にいたってことはYG好きなんですか？｣

好きも何もあなたのファンです！
今本当に現実なのか夢なのかもわからない！
そんな言葉を出そうにも

私はとりあえずTwitter上は
一般ピーポーを演じている(笑)
演じているっていうか別にBIGBA〇Gの
アカウントあるからそっちでは
盛大に私はテソペン語りまくってる(笑)

そっちは流石に見つかってないみたい
そもそもファンの方も私が
K-POP好きなの知らないと思う

どうしよう、言うべきなのか…

私は意を決して伝えることにした
歌詞の生い立ち以外は(笑)

｢私、もともと韓国に住んでて、BIGBA〇Gは結構昔から好きでファンです｣

意を決したわりにかなり小さな声で
遠慮がちになってしまった

テソン｢そうなんですか!?初めて知りました(笑)｣

ですよね(笑)
そもそもテソン君が私のファンだなんて
それこそ初めて知りました(笑)

｢しかも私……テソンさんのファンです…｣

これ以上ない小さな声で言うと
テソン君も聞き取れなかったのか
｢ん？｣ってなる姿も可愛い

｢あの！私、実を言いますと、今テソンさんと話しててかなりドキドキしてます！テソペンの私の前に本物がいて！夢ですか！｣

思いっきり早口になりながら
いろいろ余計なことまでつらつら出てくる口に
私は言い終わって後悔と恥ずかしさに襲われる

テソン｢ははは！Aさんも僕のファンだなんて！僕も夢を見ているようです！嬉しいな｣

笑顔全開のテソン君が
嬉しいな、なんて言うから
私の興奮度がメーターを振り切る

こんな思い出が出来て
今にでも泣きそう…
でもそろそろテソン君も忙しいだろうし
申し訳なくなってきた

｢あの、きっとお忙しい中時間割いていただいたんですよね…私そろそろ失礼します｣

いい子を装いつつ
本当は、本当は一晩中でも一緒にいたい
そんな欲望を飲み込んで話した