【rkrn】フラれたらなんかモテ期きた。

私の恋はまるでゴーヤのように苦い ページ20

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忍術学園の庭に出て、適当に池の周りをブラブラと歩く。



『はぁーーー……私の甘酸っぱい青春どこいった。あぁ、そうだよ恋してたときは甘酸っぱかったよアオハルしてたよ。昨日まではね』




しかし見ろよ、この有様を。


私の恋はまるで苺のように甘酸っぱい___

とかよく見るけど、この恋のどこが甘酸っぱいんだ。むしろ苦いわ。なんだ？？


私の恋はまるでゴーヤのように苦い___ってか？？？(真顔)



『…しばらく恋愛はないかなぁ…。いや、しないっていうか出来ない。』


私が好きになることはあっても、わたしを好いてる人なんてきっといないだろう。



別に自分の事を特別不細工だとは思ってないし、圧倒的美少女とも思ってない。平々凡々、普通の顔立ちだ。これといった個性もさして無い。

街に出れば私よりも何倍も可愛らしい町娘達が何人も居るし、対して私は女子力なんてゼロに等しい。

いままでも異性からの告白なんて一度もされた事はないし、きっと、これからも無いだろう。
そりゃぁ少しは悲しいけど()





『…でも、…誰か一人くらい、私の事想ってくれてたりして。
　…親しい異性といえば…________





　……そう、忍たまの誰かとか！』











……なぁーんちゃって。あるわけ無いな、やめやめ。



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