個性、超能力の少女は爆豪とよくケンカします【爆豪勝己】2 (ページ7)

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先「わぁー！勝己君、ヒーロ向けの個性ね！」

みんながわぁーと声を上げる

特に最近勝己は自信が満ち溢れている。それがいい方向に転ぶか……悪い方向に転ぶかはこの時は考えていなかった

『やっぱりいいなー！派手な個性って…』

か「俺が凄いんだよなぁ…」

勝己は何か閃いたような顔をしている。……その日から勝己は弱いものをいじめるようになった

特に出久には＿＿＿

出久は個性が出ていない…いわゆる無個性ってやつなのだろう

モブ「出久って個性ないんだってー」

モブ「むこせーって言うんだ！」

私をいじめていた奴らは出久にターゲットを変えたらしい

でも…こんなの…嫌だよ。私も無個性になる運命だったのに。何で突然出たんだろう

それからいつも通り公園で遊んでいると勝己が話し出した

か「出久のこの漢字デクとも読めるんだぜ！」

モブ「かっちゃん漢字読めるの！？」

か「で、デクってのは何もできないやつのことを言うんだぜ！」

出「や、やめてよー…」

…確かに、出久はみんなと比べて出来ることが少ない。でも、ヒーローを目指すことは諦めていないようだ

『や、やめなよ？勝己』

…

みんな驚いた顔をしていたので話を逸らす

『え、えっと…かくれんぼ！かくれんぼしよ！』

モブ「いいなー！やろぜー！」

よかった、上手く話しを逸らすことができた。みんなが散らばっていくので私は出久の所へ行った

出「Aちゃん？」

『私、透明化コントロールできるようになってきたんだ！』

出「へぇー！凄い…いい…な…」

しまった、今出久にこの話をしてはいけなかったかもしれない

『こっちおいで！』

私は出久の手を引っ張って木の陰へ行った。出久と一緒にしゃがんで息をひそめるが、言いたいことがあった

『ねえ、勝己が酷いこと言ってごめんね…』

出「！？そんな、Aちゃんのせいじゃないよ！！」

出久より先に勝己と仲良くなっていた私は謝っておきたかった

モブ「あ、Aとデク見っけ！」

もうデクって呼ばれたのか…

か「…」

何か私勝己に睨まれてる？

いや、出久を睨んでいるのか？

か「A、デクと何話してたんだ？」

『いや、特に何も…』

か「何か、Aとデクが一緒にいるとムカつく！！」

『何で！？』

何で一緒にいるだけで…？