個性、超能力の少女は爆豪とよくケンカします【爆豪勝己】2 (ページ43)

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当たり前のような日常は明日はもうないかもしれない

そんな考え方をこの日からするようになった。その日はいつも通り三人で帰っていた

サ「＿＿＿また明日！」

『うん！バイバイ！』

そして急に路地裏からたくさんの人が現れる

『な、何？』

＜敵だ！離れて！！！＞

サキに押されて路地裏から離れる

『…サクラ？サクラは！！？？』

＜ダメ、敵が多すぎる。一体何故！？＞

この辺りは人通りが少ない上、ヒーローも近くに来ることが滅多にない

『…誰か呼ばないと…』

サ「A、サキ！！」

声がした

声の方を見るとサクラが…ボスらしき人に首をつかまれていた

『…サクラ！！！』

私たちに大勢の敵が向かってくる

死「オイ、殺すんじゃねえぞ。」

『…目的は？』

＜いいから早くサクラ助けて逃げるよ！＞

『目を合わせる…』

敵「何だ、体が動かねえ！？」

次々と来る敵の動きを止める

死「…やはり、いいぞ。コイツ…！」

誰か…！早く助けに…届け！この思い…

＜痛っ！＞

『手、出して』

サキを治癒する

＜助かった…＞

死「ここは退いてから…来た方がいいか？」

黒「そうですね、ではこの女を連れ去りましょうか」

黒「その方が超能力者も強くなって戻ってくるでしょう」

死「そうだな…帰るぞ」

サ「洗脳…！」

黒「おっと、やめておけ…あの二人がどうなってもいいのか？」

サ「…」

＜がっ…＞

『サキ！』

ダメだ、数が多すぎる

『今治癒する！』

何度目かの治癒で私の体は限界に近くなっていた。私は全力で目を合わせるを使う

そして注目も集めるので人もチラホラやってきた

『今しかない…！』

『サクラ…！』

サキを抱きかかえてサクラに手を伸ばす

黒「…哀れだ…では、また会う日まで…」

サキは意識を失い、私も朦朧とする意識の中、

サ「ごめんね…大好き…」

そんな寂しそうな声が最後、サクラは目の前から消えた

勢いよくジャンプしたので高い所から落下する

『ぐっ…』

『サクラ…！サクラ…！』

名前を呼んでももういない。突然の出来事。敵の多さに負けたんだ

いや……私が弱いからサクラは＿＿＿

私は泣き叫んだ、同時に気を失った＿＿＿＿