個性、超能力の少女は爆豪とよくケンカします【爆豪勝己】2 (ページ13)

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かっちゃん母視点

勝己が事故にあったと聞いて急いで病院に駆け付けた

光「勝己！」

か「あ゛？何だよ」

勝己は目を覚ましている上、傷一つない

光「…ど、どういう事？」

その時医者の人が来た

医「お母さんが到着してから話そうとしていました」

医「二人とも落ち着いて聞いてください」

真剣な顔をして頼まれた。何があったのだろうか

医「最初に、勝己君は無傷です、後遺症も全くありません」

それを聞いてまずホッとする

か「Aは！？」

Aちゃん？何か関わりがあるのだろうか

か「Aは大丈夫なのか！？」

医「…Aさんは無事です」

か「良かった…」

医「ですが、まだ目が覚めません」

か「そんな…」

勝己は絶望したような顔をする

医「大丈夫ですよ、呼吸も心音も正常です」

光「Aちゃんは勝己と一緒にいたの？」

か「俺、俺…Aに助けてもらったんだ」

光「どういう事？」

か「俺は絶対にはねられたんだ、血も出た」

勝己は青ざめた顔をしながら話し出した

か「意識が朦朧とする時に、Aが俺を抱きしめていたんだ。最後に涙が俺の目尻に落ちてきた…」

か「そこから記憶がねえ…」

勝己は悔しそうな顔をした

医「その続きは出久君から聞かせてもらったよ」

医「どうやら…Aさんが治癒してくれたみたいなんだ」

か「治癒！？あいつはそんな個性持ってねえぞ！？」

光「勝己！黙って聞きなさい！」

医「…これは私の推測だが、その子に新しく個性が出たと思うんだ」

医「Aさんの個性は母親に聞いたので大体は把握しているよ」

医「Aさんが治癒してくれていなかったら…今、無事ではなかったかもしれません」

か「な…」

そんな…Aちゃんがいなかったら…本当に…起きてからお礼を言わなきゃいけないわね

医「何か質問はございますか？」

私と勝己は顔を見合わせてから答えた

光「ありません、有難うございました」

医「…では失礼します」

医者の方が行ってから勝己は下を向いた。この子は…大事な事は自分で抱え込むわね。本当に…昔の私とそっくりじゃない