個性、超能力の少女は爆豪とよくケンカします【爆豪勝己】2 (ページ12)

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出久視点

目の前で何が起こったか、理解するのに時間がかかった

僕の目の前でかっちゃんがトラックにはねられ、Aちゃんが急に現れてすぐ抱きしめたのだ

泣き叫ぶAちゃんを見て僕はどうすればいいのか分からなかった

モブ「大変だ…誰か呼ばないと！」

モブ「あのトラック逃走したぞ！俺の個性で追ってみる！」

みんながどんどん対処法をとっていく。僕は何も出来ないので二人のもとへ駆けつけた

出「かっちゃん！！」

『誰か…！勝己を助けてよ…』

Aちゃんは泣きながら叫んでいる

僕が判断するのもおかしいが、こんなに血が出ているかっちゃんはもう＿＿＿＿

周りに人がどんどん集まってくる。どうしよう…

その瞬間、何故か…かっちゃんの傷が治っていった。傷が綺麗に塞がってゆく。血は周りに飛んだモノだけしか残っていない

周りの人はざわざわとし始める……僕でも分かった。Aちゃんが治癒したんだ…と

救急車が到着したが、かっちゃんはほぼ無傷に見えた。今来た人から見れば、小さな男の子と小さな女の子が寝ているだけに見えるだろう

Aちゃんは治癒をした反動なのか、眠ってしまっている

その後、二人は救急車で念のため運ばれた。僕は警察の人に状況を頑張って説明した