個性、超能力の少女は爆豪とよくケンカします【爆豪勝己】2 (ページ11)

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勝己たちは走って戻って行った

私も泣きながら後を追う。透明化しているからみんなには見えないけれど

勝己は何故か今までで通ったことのない道を走って行った

…この道って＿＿＿＿

間違いない、夢に出た道路と全く同じだ

勝己に追いつくために全力で走った。助けたい。助けたい。もっと速く走れ私！

出「待ってよーかっちゃん！」

待って＿＿待ってよ＿＿＿

こんなくだらないケンカでお別れしちゃうの？

嫌、嫌、絶対に＿＿＿

か「ここまで来てみろ！」

夢と全く一緒だ

『勝己！！！』

いつの間にか透明化は解けていた

『赤信号だよ！！！』

勝己はその瞬間前の大型トラックを見た

そして驚いた顔をしたのが最後、トラックが鳴き叫んだ＿＿＿

何で、何で、何で、何で？

私は何もできなかったの？

嫌だ、勝己ともう一緒にいれないのは嫌だ＿＿＿

鈍い音がした

私ははねられた勝己を抱き締めようとした

多分、今までで一番速い速度が出たと思う。今思えばここで超パワーも出たんだな

気を失っている勝己を見て涙が出てくる

自分の手を見ると勝己の血でべったりだ。勝己の匂いと血の匂いで私の顔が青ざめていく

夢なら早く覚めてよ＿＿＿＿

…

何か、私に出来ることは…ないの？

勝己、勝己、…もう名前を呼んでも返事をしてくれないの？

お願い、誰か、勝己を＿＿＿＿＿

『う、うわぁぁぁぁ＿＿＿』

声を上げて泣いていた。そして勝己を抱きしめて願っていた。お願い勝己を治して。生きて。ずっと私と一緒にいてよ……

…そこから私の記憶が途絶えてしまった