謎解き遊戯のサイハテ

名刺さしだし ページ6

そのあと、福沢が事前に通報しておいた警察がやって来た。


都会から離れていたからか、到着がやや遅れたようである。



無論、あの探偵は、事件を解決したにもかかわらず、尚も厳しい尋問を受けている。

スラスラとありのままを答えていたが、いかんせん年齢が年齢なので、審議が必要だの何だの云われていたようである。


そういった言葉が出るたびに、彼女は顔をしかめそうになっていた。



やっとのことで訳の分からない尋問を終えて、彼女が自室に戻ろうとした時、ガシッと肩を
掴まれてグッと引き止められた。


その反動でパーカーのフードがずり落ち、真っ白い雪色の髪が露わになった。



肩を掴んだのは云うまでもなく乱歩である。


乱「ね、君、いつ帰るの」


『あなたには関係ないことでしょう。教える
義理はありません』



結構根に持つタイプなのか、先程の揶揄いを
未だ引きずっているようである。

非常に厭そうな顔。



乱「ほら、そう云わずにさぁ」


このまま教えなければ、ただの時間の無駄だということを察したのか、ため息を一つついて、



『明後日です。それが何か？』



と、親切(？)に教えてやった。




すると乱歩はスッと手を出して、



乱「はい」



と云った。



『は？』




乱「ねぇ君ホントに探偵？察し悪いよ。探偵
なんでしょ、名刺、ちょうだい」




それも厭々察したのか、渋々名刺を渡した。


渡す途中で、舌打ちしそうになったが、
ギリギリで耐え切った。





その名刺には、探偵事務所の住所と、彼女の
名前が記されてあった。








大下探偵事務所



大下A









この事件が、二人の奇妙で、怪奇溢れる、運命の発端であったことは、読者諸君、最早
云うまでもないであろう。




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知ってる方はまたお前か状態だと心中お察ししますが、ハイどうも！いつもぼっちに定評の
ある、駄作者丸ノ内マルフォイでございます！

いや、ホントに友達いないんだよなぁ、、、

気付いた時には既に一人でした。

え？何のためのコーナーなのかって？

…………と、とりあえずあ、挨拶っていうか？
ま、まぁ、い、一応？べ、別に、は、話す話題がないとか、全然そんなんじゃないし？ここでしか、誰かと話してる気になれないとか、ま、全く思ってないし！違うから、違うから！

大変お騒がせしました。とりあえずこれからもよろしくお願いいたします。

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