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逃げろ? ページ45

八宮の助言を元に、二人は当たり障り、民家の扉を叩いた。


五軒目でようやく扉を開けてくれた。

扉が開かれた瞬間、二人は目を見開いた。

開けたのは、いつかあったあの少女だったのだ。

驚いたのは少女も同じだったようで、彼女は
思わず、あっと声を漏らした。


「…何?」


Aはニイッと口角を引き上げた。
見ようによってはかなり気味が悪い。


『いえ、色々お聞かせ願いたいなぁと』

「…うん」

意外にも素直に願いを聞き入れてくれた。

乱「この島は、一体なんなの?」

「なんなのって…このとおりよ」

少女は黙りこくってしまった。

乱「がーっめんどくさい!ねぇ、そうはぐらかさずにさ、云っちゃってよ。こっちがメーワクなのね。……知ってるんでしょ、ねぇ」

語尾に力を込めて、乱歩が云った。

名前も名乗らぬ少女は、フルフルとしきりに首を振るばかりである。

しかし、それはまるで、誰かに口止めされているようだった。

『……わかった。
じゃこうしよう。私は今聞いた内容を絶対に話さないよ。信用できないんでしょう?
君は……何がしたい?』

「……え?」

いきなり不躾にそんなことを云い出すのだから、乱歩も彼女の横顔をじっくり見つめた。

が、すぐに意味を察し、ため息をついたのだった。


「私は……一度、一度でいいから、空を飛んでみたいな」


『その願い、叶えてあげるよ。だから教えて』


「ほ、ほんとに……?」

『ホントホント』

乱「ちょっとAちゃん」

乱歩はぐいっとAを掴んで、少女と距離をおかせた。


乱「どうゆうつもり?ほんとに空を飛ばしてあげるの?」

『うん。私はできない約束はしない』

乱「えぇ?どうやって?」


『まあ、今にわかるから』


そういって、Aは人を喰ったような笑みを浮かべた。


乱歩は、そんな彼女の横顔を睨むことしかできなかった。

謎かけ遊びと空飛ぶ願い→←島の秘密


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丸ノ内マルフォイ - 闇川幽鬼さん» おお!とても丁寧なご説明、ありがとうございます!もう絶対教えてくれる人とかいないだろとか思ってたんで、とてつもなく嬉しいです!これからも更新頑張っていきますので、何卒宜しくお願いします! (2019年9月5日 22時) (レス) id: f3401d0768 (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - 次に貼り方は貼りたい場所を長押しすると上に「ペースト」という文字が出ます。それを押してコピー完了・・・だと思います。・・・説明下手ですいません。分からない所があれば言って下さい。上手く説明出来るか分かりませんが頑張ります。 (2019年9月4日 23時) (レス) id: 56867ea8da (このIDを非表示/違反報告)
闇川幽鬼 - いつも楽しく見させて貰ってます。URLの貼り方は貼りたい文字を長押しすると青い枠?が出てきます。枠の青い丸を長押しスライドさせて貼りつけたいURLを選択します。上に「コピー」という文字が出ます。それを押してコピー完了! (2019年9月4日 23時) (レス) id: 56867ea8da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:丸ノ内マルフォイ | 作者ホームページ:http://subetenohazimari  
作成日時:2019年8月14日 23時

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