か わ い い あ の 子 の 秘 密【YouTuber】

秘密【9】 ページ10

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ちゅ、と静かな部屋にリップ音が響く。


Aは顔を赤くして恥ずかしそうに俺から
目を逸らした。



「A、」


『っ、ん』


顎を掴んでもう一度、キスをする。


カンタ、いなくてよかった。とか思いながら
唇を離した。



「は、ぁ…まじで好き。」


『とみ、…』




カンタが帰ってくるかもしれないから今は

キスだけ。本当はもっと先の事したいけど。





『とみー、』



「…っあー、もう」



キスだけ、って決めてたはずなのに、そんな顔で見られたら我慢出来ねぇよ。




『は、ん…っ』




服に手をかけた、その時。








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ｶﾞﾁｬ、と玄関の開く音。




「ただいまー。」



「あー、…」



タイミングわっる…。




「あ！Aちゃんの靴！…かな？」




玄関で1人で喋るカンタの声が聞こえる。


リビングのドアが開いた。



「やっぱり！」


「おかえりー」


『かんたくん、おかえりなさい』



いつもより嬉しそうなカンタの笑顔。


二人とも可愛いな、


Aはさっきまでの事をなるべく表に出さないようにカンタに接していた。



「Aちゃん会いたかったー、」



そう言ってAのことを抱きしめる。



「あー、トミーの匂いする。

俺がいない間くっついてたんでしょ！」




流石カンタ。Aの事になると鋭いな。



「帰ってくんのおせーよ」


「探し回ってたの！」




ぷんすか怒るカンタを宥めながら、




どんな動画を撮ろうか3人で話し合った。








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