か わ い い あ の 子 の 秘 密【YouTuber】

秘密【8】 ページ9

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トミーside


誰もいない家で1人、

動画の企画を考えていた時


ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ


と、家のインターホンが鳴った。


もしかして、と思いながら玄関のドアを開ける。



『とみー！』




ドアを開けた瞬間Aが勢いよく抱きついてきた。



「うわ、びっくりした」


『久しぶり、とみー。』


「久しぶりだな、」





『トミー、落ち着く…』



俺の体に頭をグリグリ押し付ける。

かわい、笑



『かんたくんは？』



「今買い出し行ってる。お前が来るのすげぇ楽しみにしてたぞ」



『そっか！』





おじゃまします、と言って家に上がる。


ちゃんと靴を揃える辺り、すげぇ育ちが良いんだな、って思う。




『久々の水溜りハウス！』



目をキラキラさせてそう言う姿は

めちゃめちゃ可愛かった。




『ひーくんたちは？』


「あ、今日はいない。どっか出掛けてる」


『じゃあ今はトミーと二人っきりだね、』


「おう、」


二人っきり、か。


向こうはなんとも思ってないからそんな発言してんだろうけどこっちは結構色々と我慢してんだよなぁ…。









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しばらく話をしたり、遊んだりしていたが


なかなかカンタが帰ってくる気配がない。




『カンタくん、遅いねぇ…』


「だな」




待ちくたびれた。そんな顔をしているAを抱き寄せる。小さいから腕の中にすっぽり収まった。





「A、」



『なぁに？』





少しいたずらしてやろう、そう思って警戒心がまったく無いAの耳たぶを少しだけ甘噛みする。




『ひ、ぁ…っ、』



「カンタ、帰ってこないな。」




こくり、と頷いたAの頬に手を当てて、

ゆっくりと唇を近づけた。









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