か わ い い あ の 子 の 秘 密【YouTuber】

秘密【10】 ページ12

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カンタside



『みなさんこんにちは、Aです！

今日は、水溜りボンドのかんたくんとコラボですっ』



「はいどうもー、水溜りボンドです」



今日はAちゃんのチャンネルに俺が出ることになった。

やっぱ美容系YouTuberと言えばメイク。




『今日はカンタくんを可愛くして行きたいと思います』



「俺絶対ブスになるやつじゃん」



『そんなことないです。

顔立ち整ってるから大丈夫！』



『では始めていきましょうっ』



可愛らしい挨拶のあとに化粧品を並べていく。






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『カンタくん、前髪留めるね？』


「あ、お願いします」


『前髪を留めたら、下地から塗っていきたいと思います。使うのは＿＿＿』



商品の名前を言った後に俺の顔に触れる。


やべぇ、めちゃくちゃ緊張する。


Aちゃんのリスナーさんから叩かれそう…。





『カンタくん、肌綺麗だね』




ぺたぺたと顔を触りながらそう言った。




「いやぁ、そんなことないよ」




『肌白いし、ほんとに女の子みたいになっちゃいそう』




Aちゃんの方が絶対肌白いし綺麗なんだよなぁ、と心の中で思う。





ものすごく近い距離と、触れる手にどきどきしながらもメイクは完成していった。









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『最後にリップを塗りたいと思うんですけど、

どうしよう…』




普段Aちゃんが使ってるから俺に気を使ってるのかな、




『私は全然平気なんですけど、かんたくん』



「あ、全然大丈夫。」




むしろばっちこい。と、にやけそうな口元を抑えた。



『じゃあ、塗りますね、』





Aちゃんが俺の顎を手で軽く掴んでリップを塗っていく。





『完成です！』




鏡を渡されて自分の顔を見ると、結構可愛いんじゃないか…と思ってしまう姿の俺がいた。




「メイクってすげぇな、」





別の部屋にいたトミーがこっちに来て呟く。




「俺、結構可愛くね？」


「うん、かわいい。」


『ふふ、満足していただけて良かったです』





最後に挨拶をした後に、カメラを止める。



何枚か写真を撮ってその日の撮影は終わった。







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