【鬼滅の刃】どうしても霞柱の継子になりたいらしい。

漆 ページ9

無「あ、そうだ。名前聞いてなかった。」




『あ！緋翠Aです！！！』





無「ふーん。Aね。」



え、下の名前で呼んでくれてた、嬉しすぎる。





無「ほら、もうそろそろ行くから。寝といて。」




『…は、はい。』




目を瞑ると深い眠りについてしまった。




〜〜〜〜〜〜


時透side




へぇ。



A…か。



恩ってことはやっぱりどこかで会ったことあるんだ。

あんまりこういうこと気にしてないから思い出せないや。




それにしてもびっくりした。
この子も結局は自分のことばっかり考えてるんだって思ってたけど違うかった。



こんなひどい怪我を負いながらも僕の心配をしてくれた。


いつもはこんな気持ちないのに。


どこか胸があったかくなる。

理由はわからない。






今日だって無視して任務終わらせようとしていたのに、いつの間にか話していた。



鬼と戦闘中もAのことに気を配っていた。
いつのまにか俺はAのことを思っている？


いや、人を守るからだろう。




僕は考えるのをやめる。






軽すぎて心配になる体。

白く美しい肌。

僕と似た、いやそれ以上に黒い髪。




いつもは気にとめなかった彼女の顔をまじかで見る。





なんとも言えない懐かしい気持ち。





一緒にいて、不快に思うことは無かった。
むしろ落ち着いていたと思う。






無「だけど、宇髄さんと仲良いもんね。」



なぜかそのことが頭から離れない。



どうでもいいのに。



そう、どうでもいいのに。

捌→←陸

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