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参拾弍 ページ34

目を覚ますとそこは蝶屋敷だった。


となりには



「あら、やっと目覚めてくれました…。よかった…。」


優しく微笑んでくれるしのぶさんがいた。


起き上がろうとすると全く力が入らない。
おそるおそる自分の体をみる。




全身包帯だらけ。全くと言っていいほど体が動かず、じんじんと全身に小さな痛みが走る。

私はあの時の戦いのとき、歩けるほどだったのに、こんなに怪我をしていたのだろうか?







し「…あの時、Aさんはひどい怪我をして…。」


ぽつりぽつりとしのぶさんが話してくれた。



『橘さんは…?!』



そう言うとしのぶさんは少し暗い顔をする。
それですぐさまに察してしまう。



し「Aさんが守ってくれたおかげで大怪我にならずにすみました。となりのベットで休んでいますよ。」



彼女の指さす方をみる。
そこにはすぅすぅと寝息をたてながらすやすやと眠る彼女の姿があった。
包帯の数も少なく、あまり怪我をしていないように見えた。



し「…まだ休んでください。怪我も治ってませんし…。」



私は橘さんの状態を確認したら安心してすぐに眠ってしまった。















そっと私は彼女の頬をなぞる。



どうして彼女はそんなに無理をするのでしょう?




あきらかに重症は彼女である。
橘さんは鬼に攻撃をくらっていましたが、切り傷程度でした…。


どうして自分よりも人の心配を………。
こんなにぼろぼろなのに橘さんを心配しているなんて胸が痛みます…。




し「……Aさん……。そんなことをしては時透さんが悲しみますよ…。



…お願い、もうやめて…。」





その言葉は誰にも届かない。







_____________________


誰かの声で目を覚ます。


しのぶさんの声と、私の大嫌いなあいつの声。




体は痛むけど、動けないほどではなかった。
そっと耳を傾ける。




どうやらあいつは重症らしい。
私をかばったんだと。


あぁ、ほんとうざい。
継子のくせになに調子乗ってんだよ。

お前に無一郎くんは渡したくない。
無一郎くんと話しているのをみただけで吐き気がする。




…でも私は柱。
1番えらくて、みんな信じてくれる。








_________だからお仕置きしないと、ね?






ーーーーーーーー


戻ってきました…。
遅くなり申し訳ありません…!

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蒼凪(プロフ) - チョコミントさん» あ、あ、ありがとうございます……!!!!嬉しすぎます……、、これからもよろしくお願いします( *˙ ˙* ) (2019年10月31日 20時) (レス) id: 963e646612 (このIDを非表示/違反報告)
蒼凪(プロフ) - 桜咲さん» いつもありがとうございます……!!!!これからはめっちゃ無一郎くんが攻めていきます← (2019年10月31日 20時) (レス) id: 963e646612 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント - 好きです(告白)更新頑張って下さい! (2019年10月30日 19時) (レス) id: 7708edc767 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲 - 続き見られて嬉しいです!頑張ってください! (2019年10月29日 6時) (レス) id: 53e6cd7f1e (このIDを非表示/違反報告)
蒼凪 - 桜咲さん» ありがとうございます!!テストで更新出来なかったのでまだ再開していきますね!! (2019年10月13日 15時) (レス) id: 963e646612 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼凪 | 作成日時:2019年10月1日 22時

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