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前話少し変えてしまったので、そちらからお読みください。
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「……頼んだハント、止めておいてくれ」
響いたルシアの声に、ルークがふっと微苦笑する。
「まさか、
ルシアはふん、と鼻を鳴らすと、ちらりとハーツラビュルとスカラビアのほうに視線を向ける。
私も釣られてそちらを見て______またも目を剥いた。
「……全く、エスゴア君にはいつも困らされますねぇ」
なんと、ハーツラビュル組とスカラビア組の前に学園長が佇んでいたのだ。
驚く私の顔を見た学園長が不満げに唇を尖らせる。
「なんですAさん、その顔は。貴女のピンチなら飛んできますとも。私、優しいので」
恩着せがましい学園長なんて信用性皆無だ。
「しかし、彼らの相手となれば流石の私でも骨が折れます。三十分持つかどうか」
苦々しい顔の彼らを前にして、口をへの字にする学園長に、ルシアは柔らかく口元を緩めた。
「それだけ稼げりゃ十分。……さようなら、先生」
そう言って、私の手を引いてスタスタと歩き始めたルシアの背へ、学園長は驚いたように振り返って、
……少しだけ嬉しそうに、……寂しそうに、微笑んだ。
「……ええ、さようなら。私の生徒よ」
.
.
「……ここだ」
おんぼろ寮。
ズカズカと土足でそこに踏み入ったルシアは、私を監督生の自室だろう場所に案内した。
え〜……何でそんな勝手知ったる感じなん？
なんか結構複雑だぞ。
なんかモヤモヤしたものを感じながらも、目に飛び込んできた、ゲームと同じ既視感のある部屋に震えた。
『おお……』
「なに感心してんの、こっち」
呆れた顔をしたルシアに手引かれるままについていけば、立ち止まったのはあの大きな鏡の前。
……ここを、通れば。
帰れる。元の世界に。
……その時、ふっと監督生の顔が頭に浮かんだ。
……監督生、置いていくの？
するりと、誰かがそう囁いた。
監督生、そうだ、私は彼を置いていくのか？
同じ世界とは限らずとも、何も、彼に伝えずに？
自分だけ、のうのうと元の世界に帰るのか？
『____________』
「……A？」
言葉を失い固まった私に、ルシアの訝しげな声が聞こえる。
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私は、……監督生、を。
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麗夜 - 最高です…！！ツイステキャラみんな好きなんですが、ルシア君が出てきてから一瞬で心臓に矢がこう…トスッと(？)、先の展開がまったく読めくて、最後までドキドキしましたが、ラストシーンの夢主ちゃんとルシア君が……！！ハピエンが欲しいです、長文失礼しました (11月24日 22時) (
レス) id: 15566df1e2 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 好きです。ハッピーエンドを下さい (9月3日 21時) (レス) id: 3a2d829bf4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - ルシアァァァァァァ！！！！ガチ泣きしました好きです。 (5月26日 21時) (レス) @page16 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
- 泣きました。好きです (2022年12月26日 19時) (レス) @page16 id: de2d7f656a (このIDを非表示/違反報告)
にゃん丸 - とても良かったです！本当に感動とドキドキさが凄かったです。素晴らしい作品をありがとうございます！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2022年12月3日 9時) (レス) @page16 id: 397365c42d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桜 | 作成日時：2020年10月17日 18時
