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『ふぁ、』
空はまさに快晴。
その日、依頼を終えた私は中庭のベンチで気持ちよくまどろんでいた。
やっぱこういう天気の日が一番いいわ。暑くもないし寒くもない。ぽっかぽかの穏やかな天気。
ずっとこうしてたい。
あちらの世界と違って、うとうとと今にも閉じそうなまぶたと戦う必要もないのだ。早く夢の世界に飛び立てと眠気が誘う。
さぁ、寝てしまおうか_____
「あれぇ？フグちゃんだぁ。なーにしてんの？」
……どっか行ってくれマジで切実に。
私は今から夢の世界に飛び立つんだよ！！
ジトリと声の方角を見上げてうげ、と顔が引きつる。
……なんで三人揃って居るんだよ。
「_____おや、だれかと思えば。Aさんではありませんか」
「なかなか気持ちよさそうですね、ご一緒しても？」
嫌だ！私は寝るんだ！
「……ご一緒しても？」
『ハイ喜んで』
もーやだ。もーやだよこの人達。強制なら聞くなよ！
泣きそうな顔の私を無視して、笑顔のまま私の両隣に座るアズールとジェイド。フロイドが私の前でしゃがみこむ。
「それで、何をなさっていたのですか？」
『……昼寝をしようとしていました。眠気も吹っ飛びましたが』
「おやおや、それは申し訳ありません」
眉をハの字に曲げてそう言うけどジェイドさんあなた口が弧を描いてますからね？
謝る気ゼロだろ！！
「それで、Aさん。店にはもう来ていただけないのですか？僕達、それはもう寂しいのですが」
『他のお客さんがいっぱい来るじゃありませんか』
「おやおや、つれないことをおっしゃる。私達は貴女に来ていただきたいのですよ」
『そうですか。ではまた今度行けると思います』
「おや、今日は何か用事でも？」
『ええ、行く気分じゃありませんので』
「……………」
そっけない？ハッ！そうしてるからな！
昼寝を邪魔されて不機嫌MAXなんだよすまんね！
不機嫌丸出しの私にアズールはやっと口を閉じる。
だがそこで終わらず、今度はジェイドが口を開いた。
「何も用事がないのでしたら、僕達と行かれてもよろしいのでは？新作のデザートがありますよ」
ピクリ。
……そういえば、この前のデザート食べかけだったな……。
そうだ。あれを食べずしてモストロ・ラウンジに行ったとは言えぬ。
『……まぁそれなら、』
「ボンジュール！マダム・ノワール。すまない、遅れてしまったかな？」
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みかん(プロフ) - ルシア君ﾏｼﾞﾃ好きぃ…。天才ですか！？ (2022年12月18日 23時) (
レス) id: 35aefc2ecc (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - マジ、ルシア君殺さないでぇ……。まだ、続き見てないけど…。まだ、先見てないのに号泣すぎてやばい。。 (2020年10月25日 22時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 君が泣くなら私も泣く、ってどうゆう脅しよ。 (2020年10月18日 15時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月16日 17時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
Airu(プロフ) - 53話マジックペンではなくマジカルペンでは？ (2020年10月14日 11時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桜 | 作成日時：2020年9月3日 21時
