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「_____へぇ、そのナイトって俺のこと？」
ふわり、とネックレスが一瞬熱を持ったかと思えば、もう暗い部屋の中に響いたあの人の声。
と、
「いやルシア、ここは俺のことじゃないか？」
「はー？いくらトレイ君でもそれは許せないよ？オレに決まってるでしょ！」
「何言ってるんだい二人とも。寮長でもあるこの僕だろう」
「いーや、ここはどう考えても俺でしょ！」
「いや僕だ！」
『誰でもええわ』
ハーツラビュルの5人。
あの、通信機器のネックレスで私が連絡したのルシアだけなんだけど。なんで他5人までいるんですかね。
「ルシアに呼ばれてな。緊急事態だとかなんとか」
私の訝しげな目に気づいたのか、トレイが苦笑して教えてくれた。
そして私がそのままルシアに目を向けると、少し拗ねたようにそっぽを向く。
「……だって、連行されたとか言われたらクソ野郎どもに囲まれてるって思うだろ。俺一人じゃお前助けらんないし」
つまりめちゃくちゃ私のこと心配してくれてたってことでおけ？
てかクソ野郎どもって……ルシアってそんなサバナクローのこと嫌いだったっけ。
「お前無理矢理攫った時点でクソ野郎どもで十分なんだよ。草原に帰れや」
忌々しげに吐き捨てるルシア。
頭ん中覗いてんのあなた。
「ルシア先輩すごい動揺しててさぁ〜やばい！Aが攫われた！とか叫んで必死に俺達集めてブベラッ」
スラリと真横から伸びた脚に吹っ飛ばされていくエース。
そして埋まった。壁に。
「お前は一生そこで埋まってろ」
ゴミを見るような目で睥睨するルシア。
うん。とりあえず、エースなんまいだー。
「ッ、アンタらぁ……オレ達からAを奪う気っスか？」
未だに辛いのか床にうずくまっているラギーが、そんな私達のやりとりを見て言った。
そんなラギーに視線を移したルシアは、ハッと鼻で笑う。
「お前何言ってんの？元々こいつはお前らのもんじゃないんだから奪うもなにもない」
「ハァ？オレらのっスよ、Aはサバナクローのもんっス。ねぇA、君がこの世界に来たとき、保護したのは誰っスか？まさか、その恩も忘れてハーツラビュルに行くとか言わないっスよね？」
いやぁー、一個言わせてもらうとあの時学園長すごいオンボロ寮勧めてましたけどね。めっちゃサバナクローに置くの渋ってたけどね。
置いてもらったことは確かに事実だけれど。
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みかん(プロフ) - ルシア君ﾏｼﾞﾃ好きぃ…。天才ですか！？ (2022年12月18日 23時) (
レス) id: 35aefc2ecc (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - マジ、ルシア君殺さないでぇ……。まだ、続き見てないけど…。まだ、先見てないのに号泣すぎてやばい。。 (2020年10月25日 22時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 君が泣くなら私も泣く、ってどうゆう脅しよ。 (2020年10月18日 15時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月16日 17時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
Airu(プロフ) - 53話マジックペンではなくマジカルペンでは？ (2020年10月14日 11時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桜 | 作成日時：2020年9月3日 21時
