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「そうだ、マダム・ノワール！これから我が寮に来ないかい？素晴らしき我が寮にご招待するよ」
朗らかに微笑まれて、釣られるように頷きそうになった頭を慌てて振る。
いやいや、私にはこの学園を見て回るという使命があるわけで、ポムフィオーレ寮で油を売るわけには……。
「……ダメかな、」
『ハッ！？いいですよ！！勿論！！』
ああああ困ったように眉下げないで！罪悪感と同時に萌えが疼くから！
何故秒で頷かなかった私！
さっさと首をもげるほど縦に振っとけ！
「！本当かい？では早速招待しよう！麗しい貴女だ。
ウキウキと言うルークに、思わず苦笑いをこぼす。
いやぁ……それはどうですかねぇ。私ごときであの方が喜ぶとは思えませんけど……。
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「へぇ、いい拾い物をしたじゃないルーク。化粧のしがいがある顔だわ」
……喜ん……だのだと思う。表現が高度すぎてわからん。
ポムフィオーレ寮の寮長室に通されて、ルークが私のことを紹介をした途端コレだ。うん褒められたと思っとこ。
つか一個言わせて。美し。ヴィル様美し。
ルークもさぞやニコニコだろう、と振り返ったら、彼は何故か、ほんの少しだけ顔を歪めていた。
「ルーク？」
ヴィルもそんな顔をしたルークを見るのは初めてのことだったのか、少し戸惑ったように呼びかける。
「ノン！ヴィル。彼女のことを拾い物と言うのはやめておくれ。例え君だとしても看過しづらい」
………驚いた。彼はヴィルの言うことは基本的に絶対肯定だと思っていたから。
ヴィルもとても驚いた顔をしていたが、やがて気まずそうにこちらに向き直って目を伏せた。
「……そうね、ごめんなさい」
ァァァァ謝らないで！！待って！謝らないで！全ッ然気にしてないんで！ほんとに！マジで！
ヴィル様謝らせるとか私の魂が許さない！
『いやこちらこそすみません！本当！すみません！』
ペコペコしながら私も謝ると、一瞬目を丸くしたヴィルは、優しくふわりと微笑んだ。
「ふふ、何故貴女が謝るの」
……あーもー微笑みがいちいち美しい。
「ルークも、ごめんなさいね」
「いいんだ麗しのヴィル。素直な君も素敵さ！」
「当たり前でしょう」
なんだろうこの空間。天国かな。美しい天使が微笑み合っている。え？私だけ場違い感エゲツない。
「それで、彼女はどこから連れてきたわけ？」
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みかん(プロフ) - ルシア君ﾏｼﾞﾃ好きぃ…。天才ですか！？ (2022年12月18日 23時) (
レス) id: 35aefc2ecc (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - マジ、ルシア君殺さないでぇ……。まだ、続き見てないけど…。まだ、先見てないのに号泣すぎてやばい。。 (2020年10月25日 22時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 君が泣くなら私も泣く、ってどうゆう脅しよ。 (2020年10月18日 15時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年10月16日 17時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
Airu(プロフ) - 53話マジックペンではなくマジカルペンでは？ (2020年10月14日 11時) (レス) id: a37b93bc71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桜 | 作成日時：2020年9月3日 21時
