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ページ10

『ん〜仕事かぁ……。』


ぶっちゃけ無職だけど、いい歳した大人が無職って。


そんなこと俺年下の子供に言えない。


『……秘密。』


「えぇ〜!何で?僕お兄さんのお仕事聞きたい〜!」


おううるせぇなジタバタすんな小学生。


「僕も聞きたいです。是非教えてください。」


おっと前からも加勢が入るー!水景選手ピンチ!


『いえ、あんま誇れるようなことではないので。』


「どうしても教えてくれませんか……?」


そんなウルウルな目は俺には効きませんよー。


『すみません。ちょっと色々複雑でして。』


「そうですか…。そこまで仰るのであれば、深追いはしません。」


俺が頑なに断ると、渋々ながらも安室さんは諦めてくれた。


水景選手鉄壁のガードは最強のようですね〜。


流石俺。


「えぇ〜!?安室さん、僕聞きたいよ〜!!」


だが空気の読めないガキが約1名。


しつこいなぁこいつ。


俺苦手なんだよなぁこういうグイグイくるタイプ。


しかも子供だということを利用して騒いでいれば、絶対相手は折れてくれるだろうという打算付き。


……おいおい、俺はそんなにチョロくないぜ?


聞きたい聞きたい〜!!と駄々をこねまくる確信犯に、流石にちょっとイラッとする。




『……少し、黙ろうかコナン君。』



少し怒りを滲ませて静かにそう告げれば、コナン君と安室さんは氷のようにピシリと固まった。


俺はお手拭きで自分の手を拭いながら、2人に目もくれず淡々と言い放つ。


『ここはお店だよ。人のプライバシーを探ろうとする前に、周りを見ようか。そんなに騒いだら、ほかのお客さんに迷惑だろう?』


言いながら、チラリと隣のコナンを横目で見る。


コナンと安室さんは2人して顔を強張らせ、強い警戒心の宿った瞳でじっと俺を見つめていた。



『…では、俺はそろそろ行きます。』



流石に少し気まずくなって腰を浮かすと、固まっていた安室さんが慌てて立ち上がった。


「僕が無理矢理誘ったので、お会計は結構ですよ。」


『いやいや、それはダメです。』


「いいですから。今度サンドイッチを食べに来てくださったら、それでいいんです。」


まーじかー。この人太っ腹だなぁ…。


驚くくらい気前のいいこの人に感謝しながらも、またこの店に来る約束を交わす。


『では、また今度。』


「はい、待ってます。」


にこやかに手を振る安室さんに軽くお辞儀をして、俺はようやく帰路を辿った。

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NIL(プロフ) - 白桜さん» 続編移行、初めての時はよく分からないですよね。とても面白いと感じる作品なので、これからも頑張って下さい (7月8日 0時) (レス) id: 6ea316f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
白桜(プロフ) - 続編登録いたしました、申し訳ありません。やり方がよく分からず……。拙い作品を読んでくださりありがとうございます。機械には若干相入れなさを感じます……。 (7月8日 0時) (レス) id: 33d5312230 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - 続編が登録されていないのか、2に移動できません。いつも楽しませてもらってます。更新頑張って下さい (7月7日 23時) (レス) id: 6ea316f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
山姥拓海(プロフ) - 早く続きが見たいですね!更新頑張ってください (7月6日 21時) (レス) id: e2c2af4155 (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 好みにドンピシャのお話です! (7月3日 14時) (レス) id: b8bffb41df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白桜 | 作成日時:2019年5月21日 19時

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