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59話 ページ10

「A。」

『わっ!さ、…五条先生、硝子先生も。』



数分前、硝子先生にもう上がっていいよと言われたけどもう少しやろうと思い断った。

「わかったよ」と言い硝子先生は退室したけど、悟くんを呼びにいってたのか…。



「帰るよ。」

『…もう少し』

「ダメ、何時だと思ってるの働き過ぎ。」

『けど、私今日遅く来たし』

「硝子の部下である以前にAは学生だよ、あとは硝子に任せなよ。」

『まだ大丈』

「A。」

『…はぁい。』



ダメだ、ここまで言ってくる悟くんは止められない。

私は仕方ないと思いながら机から離れた。

白衣をハンガーにかけ、伸びをした。

数時間ずっと書類と睨めっこをしていたせいか、肩がこっている気がする。



『すいません硝子先生。』

「十分よくやってくれたよ、あとは任せな。おつかれ。」

『はい、お先に失礼します。』



廊下を悟くんと2人で歩く。

私の歩幅に合わせてくれてる。

すると悟くんの手が私の手に絡んだ。



『ちょっ…』

「大丈夫、誰もいないから。…それより」



悟くんは手を繋いだまま私の前に行き、真正面で向き合う。

そしていつも通り目隠しを外し、にっこり笑いながら言った。



「硝子の言うことを聞かずに仕事続けた頑固なお嬢さん、コンビニデートしませんか?」

『…前半若干嫌味が聞こえたんですが。』

「気のせいじゃない?それで?行く?」

『…以後気をつけます、行きたいです。』

「僕の前では本当に素直だよねAは。」

『…惚れた弱み、ってやつですかね。』

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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ゆーひ(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» コメントありがとうございます!更新速度遅くて申し訳ありません、こんな作品でもよければこれからもよろしくお願いします! (2021年4月26日 1時) (レス) id: 9771f05641 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります! (2021年4月4日 12時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーひ(プロフ) - せなさん» こんな駄文を褒めてくださりありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年3月28日 23時) (レス) id: 9771f05641 (このIDを非表示/違反報告)
せな - とっても面白いです!これからもお体に気をつけながら更新頑張って下さい!! (2021年3月28日 22時) (レス) id: 55b68864c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーひ | 作成日時:2021年3月26日 17時

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