第93話 ページ43
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HS「……なるほどね」
私の話を聞いたオッパ達は、考え込んだ。
「いきなりこんな話しても、困りますよね…」
HS「いや、全然良いんだけどさ…。
驚きの方が勝ってて、ちょっとどうしよう」
ホソクオッパはそう言って、曖昧に微笑んだ。
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ずっと、本当のお兄ちゃんみたいに接してくれた人にこんな相談するなんて。
想像すらしてなかった。
どんな反応されるだろうって、少し怖くて。
ユンギオッパも、ホソクオッパも。
私にとって間違いなく大切で、かけがえのない人。
ジョングク君との違いは、一体何だろうって。
ますます分からなくなる。
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YG「……俺が思うには」
ずっと口を閉ざしていたユンギオッパが、微笑む。
YG「……Aは。
Aは、好きなんだよ。そいつのこと」
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私が、ジョングク君のこと好き？
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YG「…思い浮かぶのも、そのジョングクなんだろ？
お前が鈍感だから、分かってないだけだ。
心のどこかで、そいつを求めてるんだよ。
ヘナって女が来て、嫌な思いをしたのも。
そいつの笑顔が、暖かくなるのも。
思い出す度に、胸が高鳴るのも。
…全部、" 好き " だからだよ。
…俺もそうだったから」
最後の言葉に、ユンギオッパが切なく笑う。
その表情が、妙に私の胸を締め付ける。
「俺もって…？」
YG「…こっちの話だから、気にすんな」
そう言ったオッパは、私の頭をガシガシ撫でる。
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YG「…もう、いい加減幸せになれ。
お前は充分頑張ったから。
いつまでも自分を責めるな。
お前が悪かったことなんて、何一つない。
自分の気持ちに正直になれ。
そいつは、絶対答えてくれる。
Aが好きになった奴だから。
お前がどうするか決めるんだ。
俺らの手は借りずに、一人だけで。
これはAに関わることだから。
俺らがいなくたって、きっと大丈夫だから。
今、言える時に。
ちゃんと、伝えなきゃいけない。
それがいつ伝えられなくなるかは、分からないから。
それは、誰よりもAが一番分かってるはずだ」
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森下 衣舞(プロフ) - あいさん» あいさん泣 いつも有難うございます！私も感動系、切ない系が好きなので喜んでもらえて何よりです泣 更新お待たせしてしまって、本当に申し訳ないです…。引き続き頑張ります！お体に気をつけて下さいね！！ (2020年5月14日 22時) (
レス) id: 45654b5508 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 第2弾ありがとうございます(T_T)涙が止まりません( ；∀；)感動物語凄く好きなんですよ。だから得しかなくて(T_T)続き楽しみにしております。お体に気を付けて更新頑張ってください！ (2020年5月10日 9時) (レス) id: 17b64cad63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森下 | 作成日時：2020年5月7日 0時
