第90話 ページ40
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仕事の事とか、恋愛の事とか。
色んな悩み事だとか。
そんな話が、出来ていたらな。
まだ、教えて欲しかったことがいっぱいあるのに。
それはもう叶わない夢。
痩せたお母さんの手を、優しく握りしめて。
私はいつものように、
「…忘れたとしても、ずっと愛してる」って。
思いを込めて伝えて、部屋を出た。
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MK「Aちゃん、晩ご飯食べにいこっか」
「はい」
ミギョン叔母さんが連れて行ってくれたのは、小さな家庭料理屋。
どこか懐かしいような雰囲気を醸し出している。
叔母さんが何品か料理を注文する。
運ばれてきた料理は、どれもこれも良い匂いで。
思わず頬が緩んでしまうほど美味しかった。
叔母さんはそんな私を見つめながら、「たくさん食べてね」と優しく微笑んだ。
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MK「…あ、そうそうAちゃん。
今日は伝えたいことがあったの」
「伝えたいこと…？」
MK「そう。
ヒョンジュンがね、結婚することになったの！」
「本当ですか！？」
ヒョンジュンとは、ミギョン叔母さんの息子。
つまり私の従兄弟にあたる。
小さい頃は、よく一緒に遊んでもらっていた。
月日が経つにつれて、会うことは少なくなっていたけど、まさかもう結婚するなんて。
とてもおめでたい話だ。
MK「ヒョンジュンとはしばらく会ってないから、
驚いたでしょう？
素敵な奥さんと出会ったのよ。
まだ先になるけど、結婚式に来てお祝いしてあげて」
「もちろんですよ！
本当におめでとうございます！
オッパにも伝えておいて下さい」
MK「ありがとう。伝えておくわね」
何だか自分のことのように嬉しく感じた。
身近な人が、結婚する。
こんなに幸せなことはない。
早くヒョンジュンオッパの結婚式に行きたくなる。
きっと素敵なんだろうな…。
MK「……Aちゃんは」
「え？」
MK「…いないの？
その、大事な人とか…」
「……………」
思考が停止した。
私にとって、大事な人。
それは今目の前にいるミギョン叔母さん。
そして、会社でいつも支えてくれたオッパ達。
愛する唯一無二の両親。
…それから、ジョングク君。
MK「好きな人とかいたら、叔母さん応援したいな！」
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……好きな、人？
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森下 衣舞(プロフ) - あいさん» あいさん泣 いつも有難うございます！私も感動系、切ない系が好きなので喜んでもらえて何よりです泣 更新お待たせしてしまって、本当に申し訳ないです…。引き続き頑張ります！お体に気をつけて下さいね！！ (2020年5月14日 22時) (
レス) id: 45654b5508 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 第2弾ありがとうございます(T_T)涙が止まりません( ；∀；)感動物語凄く好きなんですよ。だから得しかなくて(T_T)続き楽しみにしております。お体に気を付けて更新頑張ってください！ (2020年5月10日 9時) (レス) id: 17b64cad63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森下 | 作成日時：2020年5月7日 0時
