第63話 ページ13
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あれからというもの。
お母さんの様子は、良くなるわけでもなく。
窮屈で歯痒い毎日を送るばかり。
私の説得だけじゃ、お母さんは動かない。
だから、ミギョン叔母さんに現状を伝えて病院に行くように説得して欲しいことも言った。
「…今、そういう状況なんです。
迷惑かけて本当にごめんなさい。
ミギョン叔母さんからも、お母さんを説得してもらえませんか…？」
私が今までのことを全て話すと、叔母さんは少し涙声になりながら答えた。
MK『…分かったわ。
今度、ご飯にでも誘って言ってみるわね。
一人で辛かったでしょう？火傷は大丈夫？
ごめんね…』
「私は、別に…平気です。
火傷ももう治りましたから…」
これぐらいの痛みは、耐えたら大丈夫だから。
「…ごめんなさい、よろしくお願いします」
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それから、またしばらくして。
今日は、ミギョン叔母さんがお母さんとご飯に行く日。
どうか。
どうか、上手く行きますように。
私にはそう願うことしか出来ない。
講義を聞きながらも、考えることはそればかり。
講義が終わって、スマホを開くと叔母さんから不在着信が入っていた。
慌ててかけ直すと、優しい声が響いた。
MK『…Aちゃん？』
「もしもし、叔母さん…！どうなりましたか…」
叔母さんは、息をついた。
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MK『…病院、行くって。
あの子にも自覚があったみたいなの。
Aちゃんに言われて、歯向かってしまったけど
段々落ち着いて、ずっと考えていたみたい』
「そ、うですか…」
一安心した。
お母さんが病院に行くという決心をしてくれた事に。
ずっと、お母さんも考えていたんだね。
「叔母さん、ごめんなさい。
本当にありがとうございました…」
色んな思いがこみ上げてくる。
MK『…Aちゃん。
これから、あの子のことを私に教えてくれる？
あの子は、私の妹。
お姉ちゃんが支えなきゃいけないからね！
だから、どんな事でも言って欲しいの。
すぐに飛んでいくから。
家にお母さんがいると思うから、また話し合ってね』
「………はい」
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やっと。
やっと、分かるんだ。
お母さんの身に何が起こったのか。
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森下 衣舞(プロフ) - あいさん» あいさん泣 いつも有難うございます！私も感動系、切ない系が好きなので喜んでもらえて何よりです泣 更新お待たせしてしまって、本当に申し訳ないです…。引き続き頑張ります！お体に気をつけて下さいね！！ (2020年5月14日 22時) (
レス) id: 45654b5508 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 第2弾ありがとうございます(T_T)涙が止まりません( ；∀；)感動物語凄く好きなんですよ。だから得しかなくて(T_T)続き楽しみにしております。お体に気を付けて更新頑張ってください！ (2020年5月10日 9時) (レス) id: 17b64cad63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森下 | 作成日時：2020年5月7日 0時
