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眠り続ける君の前で、ひとしきり泣いた。
愛おしくて、でも守りきれない自分が不甲斐なくて。
どうしたら、もっと君の力になれるんだって。
考える度、分からなくなって。
涙が、止まらなかった。
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君が起きる気配はない。
本当は話したかったけど、今は寝かせてあげないといけない。
…きっと、眠れなかっただろうから。
せめてベッドに運んであげなきゃ。
そう思った僕は、横たわる君の身体を抱き上げた。
JM「軽…」
思わず声が出てしまうほどのものだった。
まるで、人形みたいだ。
手から伝わる君の感覚も、あの夜とは違う。
か細くて、このまま抱き締めれば今にも折れてしまいそうな身体。
僕だけ分かるこの事実が、本当に恐ろしかった。
人は、こんなに変わってしまうのかと感じた。
やるせない気持ちばかりが、膨らんでいく。
君を起こさないように慎重に寝室へ向かう。
静かな空間に、僕の足音と君の寝息だけが響く。
そっとベッドに運んだ。
君の顔にかかった髪をすくうと、ふとあることに気付いた。
………泣いてる？
頬に残っていた、幾多もの筋。
夢さえも、君に優しい顔を向けないんだね。
乾いた頬に手を添える。
涙の跡を拭うように、指を滑らせた。
僕が、君の恋人だって宣言したい。
メディアの前で、君を堂々と守りたい。
そう願えば願うほど、テヒョンの言葉が聞こえてくる。
僕の行動が、誹謗中傷に拍車をかけたとしたら。
そう考えると震えが止まらなくなる。
守りたい思いが、君を攻撃する武器になるのは絶対に嫌だ。
じゃあどうやって守るんだ？
こんなに傷ついてる恋人のそばで、何をすれば君が安心できるんだ？
どうやって、どうしたら、どうすれば、僕は。
……君を守り抜けるんだ？
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「…ぁ、れ。ジミンさ…？」
一人で考え込んでいた僕に、突然降りかかってきた愛しい声。
ハッと顔を上げれば、ぼんやりとした顔で僕を見つめている君がいた。
JM「…よく眠れたかな？
ごめんね、勝手に部屋入ってて」
「…わたしこそ、ごめんなさい。せっかく来てくれてるのに眠ってるなんて」
起き上がろうとした君の身体を、優しく押さえる。
JM「大丈夫だよ。僕がいるから、横になってて」
そう言って、君の暖かい手を握りしめた。
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森下(プロフ) - あいさん» あいさん、お久しぶりです( ^ω^ )またまた嬉しいお言葉、ありがとうございます！忙しくて更新がかなり遅れてて申し訳ないです…。一生懸命がんばります！！ (2020年12月24日 21時) (
レス) id: 45654b5508 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 森下様！お久しぶりでございます。このお話もとても大好きです(涙)お忙しいと思われますが、更新頑張ってください。応援しております！ (2020年12月21日 20時) (レス) id: 17b64cad63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森下 | 作成日時：2020年10月24日 0時
