元人気アイドルは絶賛片恋中。【赤羽カルマ】 (ページ21)

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「やっと梅雨明けだ～」

ジメジメした日々から解放され、どんどん暑くなっていく。

そんな帰り道

「アウトドアの季節ですな。どっか野外で遊ばねー？」

杉野の発言にカルマが釣りを提案

『嫌な予感しかしない…』

「いいね。今だと何が釣れるの？」

「夏場はヤンキーが旬なんだ。渚君をエサにカツアゲを釣って逆にお金を巻き上げよう」

『うっわー悪い顔』

「…ヤンキーに旬とかあるんだ」

みんなで夏の楽しい計画について話していたら本校者のグラウンドで誰かが杉野に声をかける

「ん？なんだ杉野じゃないか、ひさびさだな」

「…おう」

「杉野～。なんだよたまには顔出せよ～」

「はは。ちょっとバツ悪りーよ」

…あれ、意外と仲良いのかな。珍しい

｢…しかしいいよな杉野は。
Ｅ組だから毎日遊んでられるだろ？俺等勉強も部活もやんなきゃだからヘトヘトでさ」

…は？

「よせ。傷つくだろ。進学校での部活との両立選ばれた人間じゃないならしなくて良い事なんだ」

進藤？がドヤ顔で言うのに対し、カルマが“まるで自分が選ばれてるみたいだ”と煽る

もっと言ったれ

｢うんッ」

嘘やん認めた。てか顔ウザイなー、写真撮ろ
インスタだインスタ

その後、進藤は私達との差がどうとか勝負がどうとかいって戻っていった

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「クラス対抗球技大会…ですか、健康な心身をスポーツで養う大いに結構！

…ただ、トーナメント表にＥ組が無いのはどうしてです？」

翌日HRで球技大会についてのプリントが配られた。…なんで教師が生徒に質問するんだよ

と思いつつ黙って聞いておく

Ｅ組は1組余るという素敵な理由によって、エキシビションマッチのみ参加する。

しかも野球部もしくは女バスの選抜メンバーと

「成程、いつものですか」

「そ。でも心配しないで、殺せんせー暗殺で基礎体力ついてるし良い試合して全校生徒を盛り下げるよ。ねぇ？皆」

｢｢｢『おーう』｣｣｣

イケメグほんとかっけぇ！

｢うるさい、声に出てる｣

『あ、うぃっす』

……

『でもさぁ』

問いかけるようにカルマに話しかけると“ん？”と返される。イケメンかよ

『…うちの過保護タコがコーチしたら本校者の人達の速さがゆっくりに見えそうで怖いわー』

｢確かに｣

元野球部として杉野が色々教えてくれた。
うちの野球部めっちゃ強いから素人じゃ勝てない…とか

だけど杉野は勝ちたいって言った

『んなのもう頑張るしかないじゃん』