第23話 はいはい。 ページ29
.
「お、いたいた。ったく、太宰の野郎が突然歩き出すから困ったぜ」
『あ、おーかえり〜、中也。服選んだから着てみて』
はい、と選んだ服を渡す。
マネキン真似たやつだから大丈夫だと思うが
どうもさっきから太宰の目線が……
『(私なんかした……？)』
「おう、、って此れ遊びの服か？ なんか仕事に出る人みたいな感じだな」
仕 事 服。
そ、そう言われてみればそう見えるかもしれない。
でもマネキン真似たやつだし……
あれ、、私どのコーナー見てたっけ？
「えーーっ！ A私達にあんなこと言っておいて仕事服選んで来たの。仕事服！」
「道理で仕事服コーナーをウロついてた訳だよ」とにこにこしながら言う太宰。
仕事服、コーナー？
ーー
「ねえA、
『ああ、うん……』
ーー
計りやがった___此奴。
何時もより大人しいなと、思ったんだ。
意味深な発言が多いなと、思ったんだ。
何より__
太宰は森さんの教え子。
【人の嫌がることを進んでしましょう】という意味を履き違えた太宰は、良い悪戯仲間でもあるし、
悪魔でもある。
「どーーうするの？ A。16歳の子供がこんな服着てたら目立つねえ。うふふ！
私なら選んであげられるよ〜」
此奴私の性格を知って居て、態と黒服を着て着たんだ。私に嫌がらせをするためだけに。
この嫌な笑顔から予想するに、何か根に持ってるな
” 私の時には褒めてくれなかったくせに！ ”
______嗚呼、なんとなく察しはついた。
『はいはい太宰、褒めてもらいたかったんでしょ』
「は………え、何言って、僕は__」
『僕、ね。よしよし、昇格おめでと。頑張ったね』
私より少しばかり小さい太宰の頭をぽむぽむ叩く。
恥ずかしそうに、一寸嬉しそうに目を細めながら、気難しい猫のように顔を隠した。
『素直になれ、太宰。お陰で大恥だよ』
「………おそいし、、ありがと」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 758人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
怪盗MOON - (二回目コメ)え！？龍頭抗争時の描写の仕方どんだけ上手いんですか！？星つけときます！あああ！旧双黒が最高すぎるぜ！(済みません。) (2019年11月18日 23時) (
レス) id: 0995fcb332 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗MOON - 24話より。怪「5000億円は澁澤さんの遺産さ〜♪」(あれ『太宰治の入社試験』の時の太宰さん口調！？) (2019年11月18日 23時) (レス) id: 0995fcb332 (このIDを非表示/違反報告)
海豚 - 七海さん» コメント二つも！？有難うございます。コンタクトお揃いですね。嬉しいです…笑 1ヶ月間という長い間待ってくださって、本当にありがとうございました！！！ (2018年6月22日 18時) (レス) id: a5f8312cdf (このIDを非表示/違反報告)
海豚 - 雪さん» 雪さん！！！返信物凄く遅れてしまい、申し訳ありませんでした！！本当に1ヶ月待って貰えるとは思えず、感激です。お気遣いありがとうございます。身に染みます……w (2018年6月22日 18時) (レス) id: a5f8312cdf (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - 面白かったです！！続き待ってますね(*^▽^*) (2018年6月11日 21時) (レス) id: 497f6be280 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海豚 | 作成日時：2018年5月4日 16時
